◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽スピードスケート(11日、ミラノ・スピードスケート競技場) 男子1000メートルが行われ、2…
◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽スピードスケート(11日、ミラノ・スピードスケート競技場)
男子1000メートルが行われ、2大会連続出場の森重航(オカモトグループ)は1分9秒85で24位だった。今大会開会式では日本選手団の旗手を務めた25歳。本命の500メートルでは2大会連続のメダル獲得を狙う。
今大会初のレースを終え、森重は「狙っていたところ、目標としていた部分には届かなかったが、まず1レース目雰囲気を味わえたということで、いいレースになった」と感触を語った。
入りの200mと600mまでのタイムをターゲットにしていており、反省点については「 1週のラップが25秒かかってしまって。自分の求めていたタイムが24秒中盤だったので、そこが出なかったのが今日のレースのちょっとだめだったかなというところ」とした。
本命の500mに向けては「200は16秒2で、そこそこいいタイムで入れた。コーナーを走る感覚は得られたので、そこは良かったかなと思っています」とし「歓声があって、すごい背中を押される感覚で、レース自体は楽しめたが、そこに結果を求めていかないと行けない。そこに集中して次の500はやっていければ。今日の反省点を踏まえつつ、この4年間やってきたことを出し切って後悔のないようなレースをできればいいかなと思います」と意気込んだ。
森重は小学2年の時「別海スケート少年団白鳥」のチラシを見て「やりたい」と始めたスケート。山形中央高時代は目立った実績はなかったが、専大3年時の21年に全日本距離別選手権で初優勝。そのまま五輪切符をつかみ、22年北京大会では500メートル銅メダルを獲得した。
あれから4年。「日本のトップを守ってきた」と短距離エースとして、世界と戦い続けた。24年にチームを作り、自身で練習メニューを考える日々。研究を重ね、五輪でメダル獲得をも目的に複数の選手と切磋琢磨してきた。
今大会では開会式で旗手の大役も務めた。選手たちには「開会式に出よう」と呼びかけるリーダーシップも持ち合わせる。「色んな声援を受けて、競技に対して気持ちが上がった」と約7万人収容の「サンシーロ」で大歓声を浴びた。本命の500メートルで大きな力に変える。
◆森重航(もりしげ・わたる)2000年7月17日、北海道・別海町生まれ。25歳。小学2年でスケートを始め、山形中央高2年時の全国高校選抜で500メートル、1000メートルの2冠。19年に専大に進学し、1年時に500メートルでジュニアW杯優勝。世界ジュニア選手権、世界大学選手権3位。175センチ。8人きょうだいの末っ子。