◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽フリースタイルスキー(11日・リビーニョ・モーグル&エアリアルパーク) 【リビーニョ(イタリ…
◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽フリースタイルスキー(11日・リビーニョ・モーグル&エアリアルパーク)
【リビーニョ(イタリア)11日=宮下京香】フリースタイルスキー女子モーグルの決勝2回目が行われ、日本勢で唯一進んだ2大会連続出場の冨高日向子(多摩大ク)は4位だった。1998年長野大会金、2002年ソルトレークシティー大会銅の里谷多英さん以来となる、同種目の日本女子2人目となる表彰台を狙ったが、わずかターンの0・2点で届かなかった。
3位の選手と同じ78・00点だったが、冨高はターン点の0・2点差で及ばず、取材エリアで涙が止まらなかった。「悔しい気持ちでいっぱい。(同点は)私は初めてですけど、(大会で)他の選手はあるので。まさか自分がそうなるとは思っていなかった。本当に0・1秒でも速かったら…表彰台に乗れたのかなって。悔しいけど、しっかりと受け止めたい」と言葉を振り絞った。
8人による決勝2回目は異例の事態となった。モーグルはターン60%、エア20%、スピード20%で競われる。同点の場合は、ターン、エア、スピードの順で得点が優先され、冨高はターンが46・00点、3位に入ったカナダのラフォンは46・20点だった。残り2選手を残して冨高は滑走を終え、得点板を見た。「最初は順位を見て3位なんだと思った。その後に得点を見たら同点だったので、(ターンで)ミスをしていた自覚があった」と振り返った。
その後、後に滑った1人に抜かれ、4位。世界選手権で銀メダルを取った得意種目は、想定をしていなかった4位の結果で終わった。
それでも攻めた滑りは見せられた。胸をたたき「3位だったけど守ったら、まくられる。攻める」と決めて挑んだ。第1エアで磨いてきたグラブを入れた空中技・コーク720(2回転)で鮮やかに魅了し、第2エアの空中技も決めきった。北京五輪の後、遠藤尚コーチと取り組んだエアでは、大舞台で成長を示した。
先輩の上村愛子さんに続き、日本勢はまたしても表彰台まであと一歩の4位。ただ、14日には新種目のデュアルモーグルがまだある。現地応援した家族に手を握って励まされ、日本のエースは「少し苦手意識はあるが、いい滑りができたら成績につながると確認できた。(シングル)4位という結果を自信につなげられたら。悔しいんですけど、しっかり受け止めて頑張りたい」と前を向いた。ラスト種目に悔しさをぶつける。