【ミラノ(イタリア)11日=富張萌黄】スピードスケート女子の佐藤綾乃(ANA)が11日、ミラノ・コルティナ大会での五輪…
【ミラノ(イタリア)11日=富張萌黄】スピードスケート女子の佐藤綾乃(ANA)が11日、ミラノ・コルティナ大会での五輪引退を示唆した。この日、本番会場で行われた公式練習後に「オリンピック自体は私の中で最後になると思う」と明かした。
佐藤は今大会が3大会連続の五輪出場。これまでは団体追い抜きメンバーとして、18年平昌大会で金、22年北京五輪銀メダルを獲得した。今大会は3種目に出場。初戦となる14日の団体追い抜き準々決勝を前に「(高木)美帆さんとやるのもきっと最後になると思う。後悔したくない気持ちが強い」と、今大会にかける思いを明かした。今季限りで解散が決まっている「チーム・ゴールド」解散にも触れ、「美帆さんとパシュート(団体追い抜き)ができないなら、(同種目は)やらない。今後はどうなるか分からないが、この種目に関しては最後だと思う」と、見通しを示した。
2大会連続メダル獲得中の団体追い抜きに対する思いは強い。「スケート人生を変えてくれた種目」と話し、18年平昌大会の金メダル獲得は、競技人生において大きな出来事だった。「あのメンバーとして参加しなければ、絶対にここまで来ていない。そこまでスケートに対する気持ちも強くならなかった。パシュートをやっていたから、個人種目も伸びたと思う」。個人戦では伸び悩んだ時期も長かったが、団体追い抜きを行っていることで「自分を認めることができる」と大きな自信となっている。
昨年12月に29歳になった。20代ラストとして迎える今大会を「集大成」と位置づけ臨む。今後の進退については触れなかったが、「人一倍、メダルを取りたい思いが強い」と、最後となる五輪へ力強く意気込んだ。
14日の団体追い抜き準々決勝を手始めに、1500メートルとマススタートにも出場する。個人種目では北京五輪1500メートル4位など、メダルにあと一歩届いていない。団体追い抜きは2大会ぶりの金メダル奪還、個人は初のメダルを目指し、ラスト五輪に挑む。