◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽ノルディックスキー・ジャンプ 混合団体(10日、イタリア・プレダッツォ) 【バルディフィエメ…
◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽ノルディックスキー・ジャンプ 混合団体(10日、イタリア・プレダッツォ)
【バルディフィエメ(イタリア)10日=松末守司】男女2人ずつで飛ぶ混合団体が行われ、18年平昌五輪銅メダリストの高梨沙羅(クラレ)、女子個人ノーマルヒル銅メダルの丸山希(北野建設)、前回北京五輪で金、銀2つのメダルを手にした小林陵侑(チームROY)、10日(日本時間)の個人ノーマルヒルで銅メダルを手にした二階堂蓮(日本ビール)の4人全員がメダリストという豪華布陣で挑んだ日本は銅メダルを獲得した。高梨は表彰台が決まると最高の笑みを見せたが、伊藤有希に抱きしめられると涙を流した。日本ジャンプ陣は今大会3個目のメダル獲得となった。
スポーツ報知評論家の1998年長野五輪男子ジャンプ団体金メダリスト・岡部孝信さん(55)=雪印メグミルク・スキー部総監督=は、高梨の精神的な強さやピーキングなどを高評価。1998年長野五輪の4個を上回る日本ジャンプ史上最多となるメダル量産にも期待を寄せた。
沙羅は本来の実力からすればもう少し力は出せると思うが、少し調子が悪かった時から五輪にしっかり合わせてきた。さすがだと思う。4年前の北京五輪のことで精神的に重圧があったと思うが、その中でいいパフォーマンスができてホッとしていると思うし、自信にもなったはずだ。
テレマークについては恐怖心もあったと思うが、努力してきたんだなと感じられた。彼女は距離が出るので後半に体が起き上がり、最後まで前傾姿勢が保てず、テレマークも入れづらくなる。また、身長が低いのでテレマークで足をずらしていても、そう見られなかったりする部分もある。もう少し遠くに行ける本来のジャンプができれば流れも良くなり、テレマークも入れやすくなってくるだろう。
日本チームは4選手とも飛び出しの形やタイミングが多少ずれたところはあったが、絶好調ではない中でも今できるパフォーマンスは最大限出せていた。ただ、金のスロベニア、銀のノルウェーは、W杯で上位に入っていなかった選手がいいパフォーマンスを出したことが結果につながった。追い風の強弱など、条件的な運もあったと思う。
そうは言っても、ここまで3種目全て銅メダルですからね。悪いところなんてないですよ。チーム全体がいい流れで来ている。みんなラージヒルは得意だし、このまま上昇していくと思います。(98年長野五輪団体金メダリスト、雪印メグミルク・スキー部総監督)