◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽フィギュアスケート 男子ショートプログラム(10日、イタリア・ミラノ) 【ミラノ(イタリア)…

◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽フィギュアスケート 男子ショートプログラム(10日、イタリア・ミラノ)

 【ミラノ(イタリア)10日=富張萌黄】初出場の佐藤駿(エームサービス・明大)は88・70点で9位発進とした。メダル圏内の3位、アダム・シャオイムファ(フランス)とは13・85点差。逆転は容易ではないが、13日のフリーで挽回を目指す。

 「ラヴェンダーの咲く庭で」の音楽に乗せ、個人戦に挑んだ。冒頭の4回転ルッツを成功したが、続く連続ジャンプは最初の4回転トウループで着氷が乱れ、後半が2回転トウループに。「回りすぎていたかな。力が入りすぎていた」と振り返った。

 後半のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は成功。大きなミスが出て、演技後は胸の前で両手を合わせ、悔しげな表情を見せた。そんな中でも「楽しく滑れた。フリーは気持ちを切り替えて、いい形でオリンピックを終われるように」と前を向いた。

 8日は団体男子フリーに出場した。自己ベストを更新する194・86点をマークして日本の銀メダル獲得に貢献した。この日は個人戦となり「チームメートの声援がなくて寂しかった」と心細さを感じながら滑っていたという。緊張感も団体より強く「正直、やばかったです。(心臓が)飛び出そうなくらい。逃げ出したいくらいの緊張だった」と話した。

 大きな波紋を呼んだ靴の刃こぼれ。前日練習では「大丈夫かな」と不安が残ったが、練習後に手入れをした。この日の公式練習では問題なく滑ることができ、万全の状態で演技に臨んだ。フリーは最終グループに入ることができなかったが、「色んなものをほかの選手から吸収して、いい形で次につなげていければ」とトップを走るイリア・マリニン(米国)ら強豪選手たちから、様々なことを学びたいと話した。気持ちを切り替えて臨むフリー。1つでも上の順位を目指す。