◆プロボクシング ▽WBOアジアパシフィック・スーパーフライ級(52・1キロ以下)タイトルマッチ10回戦 〇王者・川浦…
◆プロボクシング ▽WBOアジアパシフィック・スーパーフライ級(52・1キロ以下)タイトルマッチ10回戦 〇王者・川浦龍生(2―1判定)同級7位・韓亮昊●(10日、東京・後楽園ホール)
WBOアジアパシフィック・スーパーフライ級タイトルマッチで、王者・川浦龍生(31)=三迫=がIBF同級7位の韓亮昊(はん・りゃんほ、28)=六島=を2―1の判定で下し、3度目の防衛に成功した。
ともにアマチュア経験豊富な世界ランカーのサウスポー対決。3回、川浦が左ストレートをクリーンヒット。韓は腰を落としたが、その後の連打を何とかしのぎ切った。中盤は細かくジャブを突き、左右ボディーを繰り出す韓に対し、川浦は左強打を再三にわたり好打して攻勢。9、10回は韓が距離を詰めボディーを連打し、川浦もワンツーで応戦した。ジャッジの採点は、97―93、96―94で2者が川浦を支持したが、1者が94―96で韓を支持。川浦が2―1の判定で熱戦を制した。
試合後のリング上で「勝ったことだけが良かった」と話した川浦は、控室でも「せっかく3ラウンドで効かせたのに、ストップできなかったり、ダウンも取れなかったり。ベルトを取ったとき(24年8月の大橋哲朗戦)と同じような展開になってしまった。普段からご指導いただいていることが全く形に出せなかった。自分にがっかりしている。内容は全然だめでした」と反省の言葉を並べた。
2―1と割れた判定については「半々ぐらいの感じだった。最後2、3ラウンドで『勝負だ』と言われ、出なきゃいけなかったところで出られなかったところもあった。ドローとかもあるのかなとは思ったが、案の定、割れていた」と振り返った。
ジェシー“バム“ロドリゲス(26)=米国、帝拳=がWBA・WBC・WBOの3団体統一王者として君臨している同階級で、WBO2位、WBA4位、IBF6位、WBC16位と世界挑戦も視野に入る位置につけている。
所属ジムの三迫貴志会長は「こうやって勝てたことは評価するが、ただ勝てばいいわけではない。自分自身が一番分かっているだろうが、求めている内容はこうじゃない。やっぱり10ラウンドなら10ラウンドの組み立てを考えないと。チャンピオンで、なおかつ世界ランク上位ですからね」と指摘。世界挑戦へ向け、「もちろんチャンスがある時は躊躇(ちゅうちょ)はしない。ただ、良いものをたくさん持っているのに、しっかり出し切れてない。それがいったい何なのか。トレーナーも本人も、追求して改善していかないといけない。期待が大きい分、もっと強くなってもらいたいと思います」と求めた。
川浦も「世界ランクは会長がチャンスをくださった中で取ったベルトについてきたものなので、一戦一戦必ず負けるわけにはいかない」と話し、「世界挑戦して世界チャンピオンになるっていうのは、僕の小さい頃からの夢。それに向かってまた練習あるのみですね」。目標とする世界王座へ向け、さらなる進化を誓った。
戦績は川浦が15勝(9KO)2敗、韓が5勝(3KO)1敗。