◆明治安田J2・J3百年構想リーグEAST―B▽第1節 いわき1―0札幌(8日・ハワイアンズスタジアムいわき) ビルドア…

◆明治安田J2・J3百年構想リーグEAST―B▽第1節 いわき1―0札幌(8日・ハワイアンズスタジアムいわき)

 ビルドアップから数的優位を作って前につなげるという、川井監督が鳥栖時代にしていたサッカーを見せようとはしていた。ただその時との違いは、攻めて行ってもかける人数が足りていなかったこと。

 サイドに大きな問題があった。例えば右の白井が好機になりそうな場面をつくっても、中にはFWのバカヨコがいるだけ。逆サイドの田中宏がもっと中に絞っていかないと、人数は増えないしクロスを上げようとはならない。逆の場合もしかり。中に絞ってから動き直してワイドの位置でボールを受ければチャンスになるが、ずっと外に張っているだけでは相手に脅威は与えられない。

 ハイプレスで来る相手への対応も考えていかないといけない。工夫してかいくぐって展開できるならいいが、それが難しいならもっとシンプルに蹴っても良かった。サイドにゴロでつなごうとして取られるシーンが多かっただけに、スペースに蹴る選択をしてDFラインを上げるとか、違った判断できる選手がいなかったのも痛かった。

 21本のシュートを打たれながら1点に抑えた守備は評価していい。反面、攻撃を立て直すのは相当大変な作業になると思うが、それも少しの意識で変えられる。まずは体の向きから前に行くことをイメージしていく。FWならゴールを目指すとか、当たり前の役割を全うしていかないと。この試合を見る限り、戦術うんぬんではなく、選手個々の問題。色んなチャレンジができるリーグなのだから。自分の価値を上げるようなプレーを皆が見せていってほしい。

(吉原 宏太、1996~99年札幌FW)