◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽スノーボード女子・パラレル大回転(8日・リビーニョ・スノーパーク) 【リビーニョ(イタリア)…
◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽スノーボード女子・パラレル大回転(8日・リビーニョ・スノーパーク)
【リビーニョ(イタリア)8日=宮下京香】スノーボード女子のパラレル大回転準々決勝が行われ、金メダル候補の三木つばき(22)=浜松いわた信用金庫=は、イタリアのカフォント・エリサに0秒02差で敗れ、準々決勝で敗退した。日本のエースは「純粋に悔しい気持ちでいっぱい。五輪だから何かがあって負けたというより自分の実力で負けたと思います」と敗戦を真っすぐに受け止め、目に涙をためた。
16人が進んだ決勝トーナメント(T)で1つ勝ち上がり、迎えた準々決勝。スタート直前に波乱があった。三木の2つ前の組で五輪2連覇のエステル・レデツカ(チェコ)が、ランキング9位のペイヤー・サビーネ(オーストリア)にまさかの敗戦。その姿を見ていたW杯総合ランキング1位の三木は「(気持ちの変化は)正直あった。優勝できる可能性が少し上がったというのは彼女が強い選手であるだけに、やっぱり思ってしまった」と心が揺れたという。それでも「自分の滑りには集中していた」と言い切った。
アウェーの大歓声の中、予選先着の三木は、「攻められるんじゃないか」と予選で終盤に刺す展開で勝つ選手が多かった赤コースを選択した。「下から2番目のロールでフロントでちょっとふらついた。重心が高くなり、カービング(ターン)につなげることができなかった」とミスがあった。その上で相手が上回ったのは「スピードをつなげていくロールの越え方。私はうまくできなかった。練習が必要」。終盤にミスを挽回すべく、攻めの姿勢を見せたが、0・02秒相手に及ばなかった。
小学3年の頃に立てた夢への計画では、22年北京五輪に初出場し、五輪を経験した上でミラノ五輪で金メダルをつかむことだった。世界選手権、W杯総合優勝も手にした中で、唯一手にしていないタイトルに届かず「全部ひっくるめて今の実力。何かあったら6位になってしまう選手であるということ」と言い訳はしなかった。今後について「何があるか分からない中でも勝っていける確率を増やす4年間にしたい。これからやっただけ速くなれる」と三木。4年後の舞台へ、さらに強くなって帰ってくる。