◇宮古島大学駅伝ワイドー・ズミ2026  (8日、沖縄・宮古島市陸上競技場発着=6区間82キロ=報知新聞社など主催) 第…

◇宮古島大学駅伝ワイドー・ズミ2026  (8日、沖縄・宮古島市陸上競技場発着=6区間82キロ=報知新聞社など主催)

 第102回箱根駅伝(1月2、3日)で往復路、総合のトリプル新記録で史上初の同一チーム2度目の3連覇(計9度目)を達成した青学大が、1、2年生の有望株6人で臨み、4時間7分1秒の大会新記録で初優勝を果たした。25秒差の2位は順大、1分15秒差の3位は国学院大だった。

 青学大は1区(10・8キロ)で榲山一颯(すぎやま・いぶき、1年)が3位スタート。2区は箱根駅伝優勝メンバーの石川浩輝(1年)が3位キープ。20・1キロの最長のエース区間で黒田然(2年)が2位に浮上した。上り基調の4区(10キロ)で、上野山拳士朗(1年)が区間賞を獲得し、首位に浮上。優勝に大きく貢献した。

 昨年の同大会では4区では黒田朝日(4年)が29分29秒で、区間2位に1分19秒の大差をつける圧巻の区間賞を獲得。その約11か月後、黒田朝日は第102回箱根駅伝5区で1時間7分16秒の驚異的な区間新記録をマークし「シン・山の神」を襲名することになった。「宮古島での力走が『シン・山の神』につながりましたね」と原監督は1年前のレースを振り返る。

 今回、上野山は黒田朝日の区間記録から35秒差の30分4秒で走破した。「朝日さんの記録は速すぎるので、30分切りが目標でした。少し、届きませんでしたが、区間賞を獲得できたことはうれしいです」と上野山は笑顔で話した。

 第102回箱根駅伝で上野山は山上りの5区要員としてルーキーながら16人の登録メンバー入りを果たした。しかし、最終的に5区は黒田朝日、サブが松田祐真(1年)となり、サブ2番手の上野山は、昨年12月29日の区間登録では当日変更が前提の「偵察メンバー」として2区に登録された。「高校(和歌山北)時代の陸上部の友達は箱根駅伝の事情(偵察メンバー)が分かっているので、全く連絡がなかったですけど、陸上部ではない友達からは『青学大の2区はすごい』『2区、頑張ってね』とか激励の連絡がありました。どちらにも気を使わせてしまいました。来年の箱根駅伝はしっかりと走りたいです」と前向きに話す。

 狙う区間は5区。青学大の原晋監督(58)は「シン・山の神」の後継者候補として、黒田朝日の弟・然、今回は5区登録で当日変更された松田、そして、上野山を挙げる。「然さんも松田も強いですけど、やっぱり、僕が走りたいです。目標は1時間9分30秒です」と意気込む。1時間9分30秒は、今回の区間3位に相当する好記録。「宮古島大学駅伝で活躍した選手は箱根駅伝も期待できます」と原監督は話す。

 宮古島から箱根へ。海を越えて、はるか先に道はつながっている。

 宮古島大学駅伝の成績は以下の通り。

 <1> 青学大  4時間7分1秒

 <2>順大    4時間7分26秒

 <3>国学院大  4時間8分16秒

 <4>東洋大   4時間8分41秒

 <5>中央学院大 4時間9分59秒

 <6>中大    4時間10分7秒

 <7>山梨学院大 4時間10分7秒

 <8>神奈川大  4時間10分13秒

 <9>東海大   4時間11分19秒

<10>帝京大   4時間14分25秒

<11>日体大   4時間15分53秒

<12>東京国際大 4時間20分51秒

    大学連合  4時間15分25秒(オープン参加)

 ◇区間賞

 1区(10・8キロ)松井海斗(東洋大2年)32分46秒

 2区(12・2キロ)松尾和真(順大1年)34分47秒

 3区(20・1キロ)今井悠貴(順大2年)1時間12秒

 4区(10・0キロ)上野山拳士朗(青学大1年)30分4秒

 5区(10・3キロ)伊藤春輝(中大3年)31分19秒

 6区(18・6キロ)田原匠真(山梨学院大3年)56分28秒