安田記念と同じ東京競馬場芝1600mを舞台とするも、内ラチから9mほど外側に仮柵を置くDコースで行われるのが特徴的(…

 安田記念と同じ東京競馬場芝1600mを舞台とするも、内ラチから9mほど外側に仮柵を置くDコースで行われるのが特徴的(近年、安田記念はCコースで行われている)。マイル戦に求められるものはスピードと瞬発力だが、スローペースで流れるケースが多く、過去10年間で上がり3ハロン最速馬は[2-2-0-8]。爆発的な末脚を持っている馬は別だが、ある程度のポジションをキープ出来るセンスも欲しい。

 ◎トロヴァトーレは芝1600m戦に限れば[4-1-0-2]。前走の京都金杯は昨年春の安田記念以来となる芝のレースだったが、58.5kgのトップハンデを背負って後方から。最後は出走メンバー最速の末脚で追い込んだものの0.2秒差4着。前後半の半マイルが47.4秒〜46.3秒というスローペースに泣かされた。どちらかと言えば中山コースの方が競馬がしやすい印象もあるが、東京競馬場の芝1600mコースも安田記念を含めて[1-1-0-1]。大きく割り引く必要はなさそうだ。

 〇エルトンバローズは24年マイルCS2着で、23年毎日王冠優勝馬。昨年1月に骨折が発表され、夏の中京記念で復帰。その後は毎日王冠0.5秒差5着で、マイルCS0.4秒差5着。さすがに有馬記念は距離が長かったようだが、この馬の持ち味が発揮される距離の中では大崩れしていない。さすがに6歳となり、かつての勢いを望むのは酷かもしれないが、これまで積み上げてきた実績は胸を張れるものだ。

 ▲ウォーターリヒトは昨年の優勝馬で、マイルCS0.3秒差3着。前走のマイルCSは中団のインで脚を溜め、最後は馬場の真ん中を追い込んで2着ガイアフォースをハナ差まで追い詰めた。東京競馬場は全4勝のうち3勝を記録している競馬場で芝1600mは[3-1-2-4]。どちらかと言えば寒い時期を得意とするようで、12月から2月は[2-2-1-0]だ。

 △エンペラーズソードは秋色S優勝馬。セン馬としてデビューし、今回が重賞初挑戦となるがマイル戦は[3-1-2-1]。前走の秋色Sは格上げ初戦のハンデ戦。55kgは恵まれたともいえるが、前後半の半マイル45.7秒〜46.2秒を自分で作って後続を完封した。逃げなくても競馬出来る馬で、まだ伸びしろはありそうだ。

 あとは、京都金杯を勝って勢いがある△ブエナオンダ、昨年のNHKマイルC2着△マジックサンズ。最後にキャピタルSでマイル適性を示した△ミッキーゴージャスの名前を挙げておく。