◆明治安田J2・J3百年構想リーグEAST―B▽第1節 磐田0―0(PK4―2)長野(7日・ヤマハスタジアム) J2磐田…
◆明治安田J2・J3百年構想リーグEAST―B▽第1節 磐田0―0(PK4―2)長野(7日・ヤマハスタジアム)
J2磐田は特別大会の開幕戦でJ3長野と対戦した。0―0のまま、28年ぶりに公式戦へ導入されたPK戦に突入。元日本代表でダブル主将の一人、GK川島永嗣(42)が相手シュートを2本ストップ。4―2で勝利し、今季就任した志垣良新監督(45)に初陣白星をプレゼント。チームは2年連続となるヤマハスタジアムでの“開幕戦勝利”となった。
ヤマハスタジアムに鳴り響く「カワシマ・エイジ」コールが最高潮に達した。PK戦、磐田3―2リードで迎えた長野の4人目。川島は、中央やや左寄りに飛んだボールに合わせ、体を倒しながら正面で受け止めた。続く松原后(29)がゴールし、勝利が決まると大歓声の中、仲間とハイタッチ。「今年も始まった中で、サポーターの前でプレーできる喜びがある。開幕戦で勝ててうれしかったです」と笑顔を見せた。
試合序盤は相手にロングボールやセカンドボールを回収され、押し込まれた。それでも、守護神を中心に無失点で折り返すと、後半は今季就任した志垣監督の下、練習を重ねてきた相手最終ライン中央へのプレスを強め、ボールを保持する時間が増えた。PK戦に入ってもベテランは冷静さを失わず、相手の1本目はゴール左隅に決められたものの、2本目は右隅へのグラウンダーシュートに横っ飛びし、足でストップ。磐田のキッカーが4本すべて成功する流れを呼び込んだ。 最後は勝利につながり、新監督は「PK戦とはいえ勝つことができて良かった」と川島ら選手とサポーターに感謝した。
この日、福島―甲府戦では三浦知良(58)が先発出場し、自身が持つ公式戦最年長出場記録を更新した。チーム最年長の川島も、その姿から刺激を受ける。「自分も海外でプレーしていたが、海外の選手にとってもすごい存在。こうした形でプレーへの情熱を失わずに続けているのはすごいことです。年齢を重ねる中で、あのコンディションを維持しているのは異次元」とリスペクトする。
この日の試合ではキングに負けじと存在感を示した川島。次戦は15日、アウェーでJ3岐阜と対戦する。「これからも、さまざまな場面でチームを助けていきたい」。頼れる守護神の背中は、たくましく、大きかった。(伊藤 明日香)
◆百年構想リーグ 2026―27年の秋春制移行を前に行われる特別大会。昇降格がなく、リーグ戦の通算記録としても残らない。ルヴァン杯などのカップ戦と同じ扱いとなる。J1リーグは東西10クラブずつに分けて、地域リーグラウンドを行った後、プレーオフラウンドを実施。J2&J3は全40クラブが東西4つのグループに別れて開催される。試合は90分で勝敗が決しない場合、PK戦を行う。勝ち点は90分での勝利が3、同負けが0。PK勝ちが2、PK負けが1となる。
◆J2・J3百年構想リーグEAST―Bグループチーム J2札幌、J3福島、J2いわき、J2大宮、J2甲府、J3松本、J3長野、J2磐田、J2藤枝、J3岐阜