昨年9月に国際オリンピック委員会(IOC)の会長に就任した競泳女子の五輪金メダリスト、カースティ・コベントリー氏(42…

 昨年9月に国際オリンピック委員会(IOC)の会長に就任した競泳女子の五輪金メダリスト、カースティ・コベントリー氏(42)=ジンバブエ=が、あいさつを行い、「五輪の精神はスポーツ以上のもの。私たちを人間たらしめるもの。これが五輪の魔法」と訴えた。

 コベントリー氏はIOCの130年以上の歴史で初の女性会長。かつて近代五輪を創設したクーベルタンは女性の参加に消極的だったとされ、1896年の第1回アテネ大会の女子の参加数は0人だったが、2024年の夏季パリ大会では初めて出場枠の男女同数が実現。ミラノ・コルティナ五輪でも全体の47%が女性選手となった。28年ロサンゼルス大会でも女子の出場枠が男子を上回る。

 時代の要請に合致したリーダーは聖火点灯を前に「私がアスリートだった頃、この瞬間が一番好きだった。今度は皆さんの番。ここからは皆さんが主役。みなさんの炎で希望の火をともし、道を示してください」とエールを送った。