◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽フィギュアスケート 団体戦(6日、イタリア・ミラノ=大谷翔太) フィギュアスケートが団体戦か…
◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽フィギュアスケート 団体戦(6日、イタリア・ミラノ=大谷翔太)
フィギュアスケートが団体戦からスタート。女子ショートプログラム(SP)が行われ、3大会連続出場の坂本花織(シスメックス)が、今季世界最高の78・88点。1位で10点を獲得し、日本を6位から2位に引き揚げ「すごくいいスタートが切れた」と、満面の笑みを浮かべた。
大会開幕日、最終種目の最終滑走。「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」の曲に乗り、冒頭の3回転ルッツを着氷。続くダブルアクセル(2回転半ジャンプ)、最後の3回転フリップ―3回転トウループの連続ジャンプを降り、ノーミスの演技を披露。この日はアイスダンス、ペア、女子SPと終えて米国に2点差の2位。坂本は「想定内。僅差で終えられて、いいスタートダッシュ」とうなずいた。
演技直前に“まさか”のハプニングもあった。選手名がコールされる前、リンク際で中野園子コーチから声をかけられ、背中にバシッと気合いを入れてもらうのが黄金のルーチン。ただ、今回は「クッションが分厚くなったんですかね」と、氷上とリンクサイドの距離が遠く、中野コーチからは「背中、届かへん」と告げられたという。「でも、あれ(背中をバシッ)があっていつも行ってるから、どのタイミングで行こうと。自分でパーンとやって行くしかない。セルフ背中タッチでいきました」と坂本。「レアすぎて。初めての試みで、気持ち悪いな、と思いながらいきました」と意外な事実を明かした。
今季限りでの現役引退を表明している坂本。最後の五輪の舞台でまさかの「新ルーチン」が生まれた。「マジで、初めてです」と、長い師弟関係でもセルフはなかった様子。「(五輪の)過去2大会は、ギリギリ、かするくらい。スン、スン、みたいな感じだったけど、そのスン、スン、もいかないくらい。お互い手伸ばして、ギリギリ届くくらいなので」。今大会は団体フリーも含め、個人と残り3演技の出場が見込まれている。日本女子のエースは「今大会は、ずっとセルフです」と、笑いながら引き上げた。