◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽フィギュアスケート 団体(6日、イタリア・ミラノ) フィギュアスケートが団体から始まった。ペ…

◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽フィギュアスケート 団体(6日、イタリア・ミラノ)

 フィギュアスケートが団体から始まった。ペアのショートプログラム(SP)で、世界チャンピオンの三浦璃来、木原龍一(木下グループ)組は世界歴代3位となる82・84点のビッグスコアをたたき出し、1位だった。自己ベストを2・52点更新。得点が出ると三浦は驚きの表情を見せ、木原は歓喜のジャンプを繰り返した。

 最終滑走で登場した「りくりゅう」が貫禄の滑りを見せた。冒頭で高さのあるトリプルツイストを決めると、2人が並んで跳ぶ3回転トウループも着氷。スロージャンプも豪快に決めきった。演技後はそろってガッツポーズを作った。三浦は「パーソナルベストを出すことができて、次の個人戦にうまくつなげられるかな」と振り返り、木原は「練習でやってきたことが試合で発揮できた。日本の力になるということを2人で常に話していた。すごくいいバトンを渡すことができた」と語った。

 さすがの「りくりゅう」だ。初の団体金メダルを目指す日本は、アイスダンスのリズムダンスで8位スタート。ライバル米国に遅れを取ったが、ペアで挽回した。「りくりゅう」は今季、GPシリーズ、そしてGPファイナルと国際舞台で負け無し。昨年12月の全日本選手権で三浦が左肩脱臼のケガを負ったものの、順調な回復を見せて五輪の舞台に間に合わせ「今がベスト。試合に挑むのが楽しみ」と、表情明るく語っていた。

 初出場だった2022年北京五輪で日本初入賞となる7位になると、飛躍の4年間を遂げた。23年に世界選手権で初優勝。同シーズンは、主要国際大会を全て制する「グランドスラム」を達成し、世界のトップに立った。25年は2季ぶりに世界選手権を制すると、GPファイナルでもV。全日本選手権のSPでは、国際連盟非公認ながら世界歴代最高となる84・91点をマークするなど状態は上向きだった。

 日本の強みであった男女シングルに並び、世界のリーダーとなったペア。今大会は「ゆなすみ」こと長岡柚奈、森口澄士(木下アカデミー)組も出場し、史上初めて個人2組で五輪に挑む。まずは団体戦、初の金メダルで日本勢に勢いをつける。「りくりゅう」が、大きな得点源となる。

 ◆木原 龍一(きはら・りゅういち)1992年8月22日、愛知県生まれ。33歳。中京大卒。4歳からスケートを始め、シングルで11年世界ジュニア男子代表。13―14年シーズンからペア転向。五輪は高橋成美と組んで14年ソチ、須崎海羽と18年平昌、三浦璃来と22年北京に出場。174センチ。

  ◆三浦 璃来(みうら・りく)2001年12月17日、兵庫県生まれ。24歳。大阪・向陽台高から中京大卒。スケートは5歳から。15―16年シーズンからペアに転向し、市橋翔哉と組む。19年8月に木原龍一と新ペアを結成。幼少期に空手経験があり、得意技は回し蹴り。146センチ。

 ◇団体戦の大会方式 男女シングル、ペア、アイスダンスの4種目中3種目以上の出場枠を持つ国と地域で、国際スケート連盟の各種目ランク合計上位10チームが参加。予選と決勝で選手を交代できる。ショートプログラム(SP)、リズムダンス(RD)で1位から10位までに10~1点が与えられ、4種目の合計上位5チームがフリーの決勝へ。同じく1~5位までに10~6点が与えられ、予選と決勝の合計で順位が決定する。