宮古島大学駅伝ワイドー・ズミ2026(報知新聞社など主催)は8日、沖縄・宮古島市陸上競技場発着の6区間82キロで行われ…

 宮古島大学駅伝ワイドー・ズミ2026(報知新聞社など主催)は8日、沖縄・宮古島市陸上競技場発着の6区間82キロで行われる。第102回箱根駅伝(1月2、3日)で往復路、総合のトリプル新記録で史上初の同一チーム2度目の3連覇(計9度目)を達成した青学大、同2位の国学院大、同3位の順大など12校とオープン参加の連合チームが出場する。

 同15位だった日体大は強化合宿を兼ねて、すでに4日に現地入り。宮古島と約3・5キロの伊良部大橋でつながっている伊良部島で走り込んでいる。5日の最高気温は24度。温暖で練習環境が整った中、午前中は25~30キロ走を行い、午後は宮古島市立結の橋学園(伊良部島小中学校)で陸上教室を開催。小中学校一貫の同学園の児童・生徒と交流した。

 玉城良二監督(64)は「陸上教室のメニューは学生が自分たちで考えました。日体大の学生はみんな教員免許の取得を目指して勉強しているので、とても良い経験になりました」と陸上教室を見守りながら笑顔で話した。

 今年の箱根駅伝で9区9位と健闘した佐藤大和(2年)は「小学生、中学生に教えることで、走ることは楽しいということを改めて学ばせてもらいました。とても貴重な経験になりました。朝、島で走っていると地元の方々がみんな応援してくれてうれしいです。とてもフレンドリーです」は笑顔を見せて感謝した。

 その一方、8日のレースに向けては一転、表情を引き締める。新チームで副将に就任した佐藤は「新年度のチーム目標は箱根駅伝シード権(10位以内)獲得です。宮古島大学駅伝には強豪校も多く出場しているので、その中で、箱根駅伝でシード権を狙える力があるということを示したい」と意欲的に話した。

 宮古島大学駅伝は24年までは5区間100・5キロで箱根駅伝の片道と同スケールで開催されていたが、より多くのタイプの選手が出場できるようにするために25年から区間割りを変更。1区10・8キロ、2区12・2キロ、3区20・1キロ、4区10・0キロ、5区10・3キロ、6区18・6キロの6区間82キロで行われる。最長の3区がエース区間で、2番目に長い最終6区もレースの鍵を握る。

 昨年大会は、最終6区で国学院大が順大を逆転し、4時間8分38秒で大会連覇。2位に順大、3位に青学大が続いた。上位3校は、そのまま今年1月の第102回箱根駅伝で3位以内を占めた。上り基調の4区では青学大の黒田朝日(4年)が区間2位に1分19秒の大差をつけて区間賞を獲得。宮古島の力走が、第102箱根駅伝5区で1時間7分16秒の驚異的な区間新記録をマークして「シン・山の神」襲名につながった。宮古島の戦いは「箱根への道」に通じている。

 各区間ともにアップダウンがあり「ミヤコブルー」と呼ばれる海を望めるポイントも多い。美しくタフなコースで好レースが期待される。

 今年の箱根駅伝に出場した20校のうち14校が参加。さらに、そのうち、優勝の青学大、2位の国学院大、3位の順大、5位の中大、9位の帝京大とシード校(10位以内)が5校参戦する。

 10位と55秒差で惜しくもシード権を逃した11位の中央学院大をはじめ、12位の東海大、13位の神奈川大、14位の東洋大、15位の日体大、16位の東京国際大、17位の山梨学院大は、宮古島から箱根路に向けて再スタートを切る。4位の早大と20位の立大は6人未満の参加となるため「早立」連合チームを編成してオープン参加する。

 沖縄県の競技レベル向上のため、北山高、那覇西高、エナジックスポーツ高、宮古島高校生・中学生連合の4チームが6区(18・6キロ)を分割して特別オープン参加する。第5中継所で、3位前後のチームのタスキリレーと同時にスタート。北山高、那覇西高、エナジックスポーツ高は6区を4分割、宮古島高校生・中学生連合は6区を5分割してタスキをつなぐ。箱根駅伝ランナーのスピードを体感することは、沖縄の中高生にとって貴重な経験となる。

 23年は6校、24年は9校、25年は11校、今回は12校(ほかにオープン参加1チーム)と出場校は大幅に増加。レースのレベルも年々アップしている。今大会の出場選手は大会前日(7日)の代表者会議で最終決定される。

 大会名の「ワイドー・ズミ」は宮古島の方言で、ワイドーは「頑張れ、ファイト!」、ズミは「素晴らしい、最高!」の意味。宮古島で「頑張る」学生ランナーの「最高」の走りが期待される。「宮古島から箱根へ―」。大学駅伝界で新しい格言が生まれつつある。

 レースは2月8日午前9時スタートで午後1時頃にゴール予定。熱戦の模様は、同日午前8時~午後2時までスポーツブルでライブ配信される。また、ケーブルテレビのイッツコムチャンネル、宮古テレビ、沖縄ケーブルテレビで生放送される。

 さらに、2月15日午後2時からTBS系列(関東ローカル)で「宮古島大学駅伝 2026~絶景を駈ける!大学駅伝開幕戦~」として地上波でダイジェスト録画放送される。

 宮古島大学駅伝ワイドー・ズミ2026の出場校は以下の通り。

 青学大(第102回箱根駅伝優勝)

 国学院大(同2位)

 順大(同3位)

 中大(同5位)

 帝京大(同9位)

 中央学院大(同11位)

 東海大(同12位)

 神奈川大(同13位)

 東洋大(同14位)

 日体大(同15位)

 東京国際大(同16位)

 山梨学院大(同17位)

 ※早大(同4位)と立大(同20位)は3人ずつ出場の連合チームとしてオープン参加。

 今大会では「宮古島の皆さんと共に開催する駅伝大会」を目指し、チャリティー協賛を広く呼びかけている。協賛金額は1万円から10万円。協賛金の用途は大会運営、および地元スポーツ育成の活動資金。協賛メリットとして大会公式HPにてチャリティー協賛者として名前・法人名を掲載。申し込み手順など詳細は、大会ホームページに記載されている。