3月に開催される野球の国・地域別対抗戦、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表メンバーが26日、新たに…

 3月に開催される野球の国・地域別対抗戦、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表メンバーが26日、新たに10人発表され、広島から小園海斗内野手(25)が選出された。WBC出場は初めてとなる。23年に侍ジャパンの井端弘和監督(50)が就任して以降、中心選手としてグラウンドに立ち続けてきた男が、2大会連続の世界一を目指すチームの一翼を担う。

 選出の知らせを受け、小園は球団を通じて思いを言葉にした。

 「選んでいただき光栄に思います。WBCという初めての舞台で、自分らしい積極的なプレーができるように、しっかり準備して、勝ちにこだわり、世界一に貢献出来るよう頑張ります。メジャーの選手もたくさん参加しますし、何か吸収して成長したいです」

 2大会連続での世界一を目指し、23年に発足した井端ジャパン。これまで国内組のみで構成されていたチームに、今大会は大谷、鈴木ら日本代表史上最多のメジャーリーガー8人が加わるが、それでも指揮官の小園に対する信頼は不変だ。

 井端監督は「自分が(監督に)なってから、ずっと大会に来てもらって、すべての大会で活躍してくれた。ショート、サード、セカンド(を守れる)。すごくいてくれると助かる選手。ここという時の勝負強さがある」と高く評価する。

 代表では一塁以外の内野のポジションを守ってきた。カープでも昨季、二塁、三塁、遊撃を任され、守備に不安はない。限られたメンバーで戦う短期決戦は複数のポジションを守れる選手の存在が不可欠なだけに、小園のようなユーティリティープレーヤーは貴重だ。

 打撃でも打率・309、出塁率・365でセ・リーグの首位打者と最高出塁率に輝いたバットマン。その武器は積極性にある。初球から迷いのないフルスイングは、国際大会になっても変わらない。4日に広島市内での自主トレを公開した際には「どんどん塁に出てかき回して」と意気込んでいた。大舞台でも動じない心で、持ち前のプレースタイルを貫く決意だ。

 24歳以下が中心で臨んだ23年のアジアプロ野球チャンピオンシップでは、全4試合に遊撃でフル出場し、打率・412をマークして優勝に貢献。24年のプレミア12では米国戦で2打席連続本塁打を含む3安打7打点の大活躍を見せており、その再現が期待される。

 カープから唯一選ばれ、「熱いスクワット応援よろしくお願いします」とファンにもメッセージを送った。侍では背番号3でプレーすることも決まった。日の丸をまとう広島の代表が、誇りを胸に世界の頂を奪いにいく。