高卒5年目の中日味谷大誠捕手(22)が、初の春季キャンプ1軍スタートを迎える。「やっぱりパッと(メンバー表を)見たときは…

高卒5年目の中日味谷大誠捕手(22)が、初の春季キャンプ1軍スタートを迎える。「やっぱりパッと(メンバー表を)見たときはうれしかった」と素直な喜びを口にしながらも、「勝ち抜いて1軍に出続けられるようにしないといけない。そのために準備をしてきた」とすぐに表情を引き締めた。

今季は同学年にあたる大卒新人が4人も加入。ポジションが重なる選手はいないものの、「負けたくないっていうのが一番」と、高卒入団としての意地もにじませる。捕手は正捕手がいる限り出場機会も限られ、1軍定着まで時間がかかるポジションでもある。

昨季の1軍出場はシーズン終盤の3試合にとどまったが、2軍では61試合に出場。チーム最多の54試合でマスクをかぶり、ファーム日本一に貢献するなど、着々と自力をつけている。

オフはベテランの大島や、同ポジションでライバルでもある先輩の石伊、加藤らと自主トレを実施。この日も石伊と寒空の下、室内練習場で課題とするキャッチングやブロッキングの個別練習に取り組んだ。夕暮れには暗くなったグラウンドでダッシュを重ねるなど、追い越すべき存在であり、尊敬する先輩とともに汗を流した。「石伊さんの練習を見て盗めるところは盗みたい。僕がいっぱい聞くのでいろいろ教えていただいて」と語り、切磋琢磨(せっさたくま)の日々を送っている。

大卒ルーキーが加わる今季、初の1軍キャンプスタートをつかみ取った。「ちょっと変わったな、と思わせたい」。積み重ねてきた準備を胸に、勝負のシーズンに挑む。