◆全日本プロレス「ニューイヤーウォーズ2026」(千葉・幕張メッセ 国際展示場 ホール4) 全日本プロレスは25日、幕張…

◆全日本プロレス「ニューイヤーウォーズ2026」(千葉・幕張メッセ 国際展示場 ホール4)

 全日本プロレスは25日、幕張メッセ国際展示場 ホール4大会で「ニューイヤーウォーズ2026」を開催した。

 メインイベントで三冠ヘビー級王者・宮原健斗が身長2メートル13センチのタロースと4度目の防衛戦を行った。

 身長差で27センチ、体重差で40キロも違う大巨人のパワー殺法に苦しんだ宮原は、ダメージが深くうつ伏せとなり倒れ込む失態を露呈した。

 それでも低空ドロップキック、ブラックアウトで抵抗したがタロースの強烈なビッグブーツを顔面に浴び大の字で倒れ、グロッギーに追い込まれた。

 タロースがトドメを刺そうとチョークスラムを繰り出したが、寸前で切り返した王者はブラックアウトの連打で大逆転。最後は、試合前に予告していた必殺の「シャットダウンスープレックスホールド」で2メートル13センチを投げ捨て勝利を飾った。

 昭和時代に“神様”カール・ゴッチが2メートル23センチのアンドレ・ザ・ジャイアントをジャーマンスープレックスで投げた伝説があるが、宮原は令和の今、ゴッチを彷彿とさせる歴史に残るフィニッシュを決めた。それだけに王者は万感を込めマイクで「2メートル13センチ・タロースをシャットダウンしたぜ!」と絶叫した。リング上には前王者の斉藤ジュンが現れ、2・23大田区総合体育館での挑戦をアピールした。

 同大会で弟の斉藤レイが復帰。ジュンは「23日大田区大会を斉藤ブラーザーズの日にしてやる」と予告したが宮原は断固拒否した。

 王者は「斉藤ブラーザーズの日なんて言った日にゃ、お前ら東北の仙台で夕方の番組やってるだろ?多数の仙台からファンが駆けつける。俺にとってはアウェーだ!だから、やらない」と身勝手な理由で拒否を繰り返した。ジュンは「お前にその権限はない」と会社、PWF本部、ファンが決めることを訴えた。宮原は「ファンの意見なんか関係ないから!」と通告するとブーイングが発生。リングから去ろうとすると「健斗コール」がわき起こった。それでも「俺は受けない」と宮原は譲らなかったが「幕張メッセにお越しのみなさまには感謝しよう」と気持ちを立て直し「幕張メッセー最高」と締めた。

 バックステージで宮原は、タロースをシャットダウンで投げたことに「怖さもあった。人生と一緒だな。自分自身にプレッシャーを与えて乗り越えた時、強さ、最高さが身についた」と胸を張った。そして、ジュンの挑戦を拒否することをリング上と同じ理由で主張し、絶対に譲らない姿勢を打ち出した。