◆第45回大阪国際女子マラソン(25日・ヤンマースタジアム長居発着) 昨年9月の東京世界陸上1万メートル代表で初マラソン…
◆第45回大阪国際女子マラソン(25日・ヤンマースタジアム長居発着)
昨年9月の東京世界陸上1万メートル代表で初マラソンに挑んだ矢田みくに(エディオン)が2時間19分57秒で日本勢トップの4位だった。
2017年に安藤友香(しまむら)がマークした初マラソン日本最高記録(2時間21分36秒)を更新する日本歴代6位の好記録で、国内レースで2時間20分を切るのは24年大阪国際女子マラソンで日本記録(2時間18分59秒)をマークした前田穂南(天満屋)以来2人目の快挙となった。
レース後は「すごく楽しかった。きつい中でも幸せを感じながら走ることができました」と笑顔。好記録にも「2時間20分を切るというのは、予想よりすごく良い。23分台で走れたらと思っていたので、すごくびっくりしています」とうれしそうに話した。
約25キロから日本勢でただ一人先頭集団に食らいついてレースを進め、ペースメーカーが外れた30キロからも激走。昨年の東京世界陸上では1万メートルで日の丸を背負った矢田は抜群のスピードを存分に生かし、最後まで海外選手に食らいつく激走。観客の心に残る粘りの走りだった。
28年ロサンゼルス五輪日本代表選考レース「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」(27年秋)の出場権も獲得。ロス五輪は矢田にとって「夢じゃなくて目標」だ。「夢はイメージしにくいですけど、目標となるとイメージしやすくて、段取りを考えられる」と日本女子マラソン界のニューヒロインはさらなる快挙へ、まだまだ足を磨いていく。
◇矢田 みくに(やだ・みくに)1999年10月29日、熊本市生まれ。26歳。熊本・ルーテル学院高時代は熊本県高校総体3000メートル3連覇。卒業後の18年にデンソーに進み、同年のアジアジュニア選手権5000メートル優勝。22年9月からエディオンに移籍。25年アジア選手権(韓国)1万メートル3位。同年東京世界陸上1万メートル代表。
◇MGC 日本陸連が21年東京五輪の男女マラソン日本代表選考会として新設した、マラソングランドチャンピオンシップの略。従来行われていた複数の選考会に代わり、予選に相当する大会で、定められた基準を満たした選手らが一発勝負でレースする。28年ロサンゼルス五輪に向けては27年秋に開催予定。出場権を懸けたレースで、2時間23分30秒以内なら無条件でクリア。2時間27分0秒以内でも日本勢6位以内であれば切符を手にする。