◆卓球◇全日本選手権 最終日(25日、東京体育館) 女子決勝が3年連続同じカードで行われ、女王・早田ひな(日本生命)が敗…

◆卓球◇全日本選手権 最終日(25日、東京体育館)

 女子決勝が3年連続同じカードで行われ、女王・早田ひな(日本生命)が敗れ、1992~97年に6連覇の小山ちれ以来となる史上4人目の4連覇はならなかった。直近の決勝で2度倒してきた17歳の張本美和(木下グループ)に敗れ、5度目の日本一を逃した。

 全日本は、同学年の平野美宇(木下グループ)が17年に史上最年少16歳で制覇。伊藤美誠(スターツ)も18年、19年に先に優勝し、2人の背中を負ってきた早田は、東京五輪の選考が終了した直後の20年大会で初優勝をつかみ、その後、23年から3連覇を果たした。早田にとって、パリ五輪で銅メダル獲得するなど飛躍につながる契機になった舞台で「日本を1回制して世界に向けて考え方を変えた大会でもある。人生を変えた大会」と特別な思いを持ち続ける大会だ。

 24年パリ五輪で負傷した左腕の影響で前回3連覇は「奇跡」と表現した。昨年11月には世界ツアー、WTTチャンピオンズ・フランクフルトでも復活優勝。パリ五輪で左腕を負傷後では初めて国際舞台でタイトルをつかみ、患部は「ほぼ意識しない」と万全に近い状態で開幕を迎えていた。この日の準決勝では23年決勝で戦った木原美悠(トップ名古屋)に4―2で勝利。5度目の頂点を目指したが、フルゲームで準決勝を突破した17歳の底力に屈した。

 ◆早田 ひな(はやた・ひな)2000年7月7日、北九州市生まれ。25歳。福岡・希望が丘高卒。4歳から卓球を始める。21年アジア選手権シングルス優勝。世界選手権は女子ダブルスで17年銅、19年銀、21年銀。混合ダブルスが21、23年銀。シングルスが23年銅。全日本選手権はシングルスで4度優勝、23年に史上5人目の3冠獲得。世界ランク10位。左利き。167センチ。