◆静岡県高校サッカー新人大会▽3回戦 常葉大橘1-1(PK4―3)富士市立(24日、清水桜が丘高グラウンド) 静岡県高校…

◆静岡県高校サッカー新人大会▽3回戦 常葉大橘1-1(PK4―3)富士市立(24日、清水桜が丘高グラウンド)

 静岡県高校サッカー新人戦3回戦が行われ、8強が決まった。常葉大橘はプリンスリーグ東海に所属する格上の富士市立をPK戦で撃破。GK佐藤勝己(2年)が相手のキック2本を止める活躍を見せた。準々決勝は25日に行われる。

 身長183センチの頼れる守護神・佐藤勝が、橘を2年ぶりの8強に導いた。PK戦で1人目のキックを横っ跳びで止めると、5人目も両手ではじき飛ばしてガッツポーズ。大喜びの仲間にもみくちゃにされて、「みんなが守備で頑張ってくれたので、やってやろう!と思いました」と声を弾ませた。

 読みが当たった。試合の序盤に左足をひねってしまい、キックに力が入らなかった。相手にも気づかれており、「PK戦では左に蹴ってくると思った」。迷わず左に跳んで1人目をストップ。これで流れを呼び込んだ。「PK戦はあまり得意じゃないですが、きょうは自信がありました」と笑った。

 試合運びも予定通り。前線からプレスをかけ、攻め込まれても懸命に戻り、数的不利をつくらせない。前半15分には狙っていたカウンターで先制点も挙げた。県Aリーグの橘に対し、相手はプリンスリーグと格上で、ゴールを決めたMF若山綺良(きら、1年)は「試合前から燃えてました」

 後半26分に同点を許しても下を向かない。右ウィングバックで先発したMF秋山奏太(1年)が、FWや左サイドへポジションを変えながら、豊富な運動量で守備に奮闘。駆けつけた野球部員の大声援にも応え、「準備してきたことをやってくれた」と新井裕二監督(42)は選手を褒めた。

 次の相手は、開誠館を倒した翔洋。昨年は超えられなかったベスト16の壁を破り、秋山は「この勢いで勝ちます」と仲間の気持ちを代弁した。(里見 祐司)