J1清水は24日、鹿児島・白波スタジアムでJ2磐田と練習試合(40分×4本)を行い、3―0で勝利した。今季初の静岡ダー…

 J1清水は24日、鹿児島・白波スタジアムでJ2磐田と練習試合(40分×4本)を行い、3―0で勝利した。今季初の静岡ダービーでFW千葉寛汰(22)が3本目に、初ゴールをマークしてチームに勢いをもたらした。磐田は押し込む時間帯もあったが、無得点に終わった。両チームはこの日、鹿児島キャンプを打ち上げた。

 今季からクラブ出世番号23を背負う千葉が躍動した。2本目の22分からセンターフォワードとして出場。3本目の29分にFWアルフレド・ステファンス(31)が先制点を決めると、続く31分。ペナルティーエリア付近で相手背後からボールを奪うと、左足で新背番号での1号弾を決めた。

 20日に行われた今季初実戦のJ3北九州戦(40分×3本、2〇1)では、同位置で2本目に出場したが無得点。課題だった前線の守備連動を修正し、「いい奪い方ができた」と手応え。吉田孝行監督(48)は「寛汰はいい選手。パワーもあり、裏にも抜けられる。2、3個ポジションができる。面白い選手になってくれるのでは」と評価した。

 千葉は2022年にユースからトップチームへ昇格し、J3今治(現J2)、J2徳島で武者修行を重ねた。24年に復帰したが、同年7月から25年6月までJ2藤枝へ育成型期限付き移籍。復帰後は途中出場8試合、出場は計82分で1得点にとどまった。今季は町田からFW呉世勲(27)が期限付きで復帰し、1、2本目は同ポジションでプレー。競争が予想されるが「意識しすぎず、自分が出るために必要なことをやり続けたい」と足元を見つめた。

 託された思いに応える。背番号を昨季の15から23に変更。清水では元日本代表の岡崎慎司氏(39)、鈴木唯人(24、フライブルク)らが着け、昨季は同じ下部組織出身で7歳上のFW北川航也(29)が着用。変更にあたり、北川がクラブに譲ることを申し出た。

 「アカデミー出身として、クラブを引っ張ってほしいと言われた」と千葉。「結果を出してから着ける番号だと思っていた」と迷いもあったが、「背中を押してもらった。今は着けてから結果を出すという気持ち」と決意。2月8日に名古屋と初戦を迎える百年構想リーグへ「このチームの顔は千葉寛汰だと言ってもらえるようになりたい」と成長を誓った。(伊藤 明日香)