東京6大学野球リーグの早大は24日、東京・早稲田キャンパスで野球部OBOGらが集う激励会に参加した。来月23日から3月6…

東京6大学野球リーグの早大は24日、東京・早稲田キャンパスで野球部OBOGらが集う激励会に参加した。来月23日から3月6日の期間で通算14度目となる米国遠征を実施し、滞在中にはソフトバンク1位佐々木麟太郎内野手(20)が所属するスタンフォード大など全米大学体育協会(NCAA)ディビジョン1の大学を中心に5試合を行う。野球の本場米国で地力をつけ、通算50度目の優勝を狙う春リーグへと弾みをつける。

今年で創部125周年を迎える野球部と米国遠征は深い縁がある。1度目は1905年。当時は日露戦争中にもかかわらず創立者の大隈重信と野球部初代部長の安部磯雄の英断により、日本の単独チームとして初めて「米国遠征」が実現した。今では当たり前のように行われているバントやけん制球をはじめとする戦術、練習方法、グラブやスパイクの使い方など黎明(れいめい)期にいた日本球界に大きな影響を与えた。

昨今の円安の影響を受けて米国遠征の経済的ハードルは高くなっている中で、昨年10月に「早稲田大学野球部世界へ!アメリカ名門大学と究める文武両道への挑戦」と題してクラウドファンディングを実施した。2カ月間で約600人から計1700万円を超える寄付が集まった。小宮山悟監督(60)は「創部125年という年に、学生たちが渡米する機会を得られたのはありがたい。1905年の第1回渡米時の最初の相手がスタンフォード。シーズン中という厳しい中で、対戦を引き受けてくれたことに感謝したい」と述べた。

主将の香西一希投手(3年=九州国際大付)は「冬場は対外試合が今のところ1試合しかできなかったのでこの実戦機会を生かしたい。結果にこだわりすぎず、冬にやってきたことを試せれば」と語り、ソフトバンクから指名を受けた佐々木との対戦にも「高校では対戦のなかった選手で、どれぐらいのレベルなのかワクワクしています」と対戦を心待ちにした。世界に名の知れた名門大学との対戦だけではなく、異国の選手たちとの交流にも興味津々。得られた経験を糧に、天皇杯奪還を期す。【平山連】