<大相撲初場所>◇13日目◇23日◇東京・両国国技館大関経験者で東前頭16枚目の朝乃山(31=高砂)は、7年ぶりの復活優…

<大相撲初場所>◇13日目◇23日◇東京・両国国技館

大関経験者で東前頭16枚目の朝乃山(31=高砂)は、7年ぶりの復活優勝が遠ざかる痛恨の4敗目を喫した。休場による不戦敗を除くと、約5年ぶりの対戦となった関脇高安に敗れて9勝4敗。24年3月22日、春場所13日目の当時小結阿炎戦以来、672日となる三役以上の相手からの白星はならなかった。また、東前頭14枚目で12勝した、23年夏場所以来となる幕内での2桁白星もお預けとなった。

体当たりの立ち合いで一瞬、吹っ飛ばされ、けんか四つの高安に差し負けた。左四つに組み止められ、巻き替えて右をねじ込んだが、時すでに遅し。ガッチリと引きつけられた右の上手投げに転がされた。「右も左も、まわしを取ることができなかった。巻き替えたのまではよかった。まわしを取って、密着していけば(結果が)変わっていたかもしれない。でも、上位はそれをさせてくれない。三役の壁、番付の差を感じた」と話し、唇をかんだ。

昨年11月の九州場所7日目、番付は十両ながら、前頭時疾風戦で1年4カ月ぶりに幕内土俵に立ち、喜びをかみしめていた。同時に「また(午後)5時以降に取りたい」と、幕内後半戦で相撲を取ることを目標に掲げた。その翌場所の13日目で初の幕内後半戦、しかも三役相手という結びの3番前で取った。かねて朝乃山は「応援してくださる方から、よく『仕事が終わった後の(午後)5時以降に落ち着いて相撲を見たい』と言われているので、またそこで取りたい」と、ファンへの恩返しの意味でも、戻りたい“場所”だった。

だが手痛い黒星を喫し、優勝は極めて厳しい状況となった。取組後の朝乃山は「3敗した時点で(優勝は)ないと思っていた。今は優勝のレベルが高い」と、優勝争いから脱落したことへの気落ちはないと強調した。まずは目前に迫った、幕内では16場所ぶりとなる2桁白星に向けて「来場所のためにも、1つでも多く勝ちたい」と力説。残り2番連勝で11勝を目指す決意だ。