期待のルーキーが見る者に衝撃を与えた。ヤクルトのドラフト1位松下歩叶内野手(22=法大)がプロ初の屋外フリー打撃で快音を…

期待のルーキーが見る者に衝撃を与えた。ヤクルトのドラフト1位松下歩叶内野手(22=法大)がプロ初の屋外フリー打撃で快音を連発した。22日、新人合同自主トレ第4クール初日。ティー打撃を行った後、本塁付近のケージに向かった。舞台は神宮より広い戸田球場。打撃投手の投げたボールで、追い風とはいえ30スイングで柵越えは驚異の10本だ。同自主トレで初めて外で生きた球を打ち、「久しぶりにできて気持ちよかった」とすがすがしい表情を見せた。

打球は1度バックスクリーンにも飛び込んだ。「センター中心で狙って散らばればいい。そこはぶれずにやりたい」。柵越えの打球は引っ張り方向が多かったが、中堅方向にも強い当たりを披露した。それでも「外で前から来るボールを打つのは1カ月ぶりぐらいで感覚は鈍かった。柵越えは風があったので、風がなくても入るようにやっていきたい」と、まだまだ満足はしない。

新コーチも目を丸めた。川端2軍打撃コーチは「いろんな人に見られた中であれだけのバッティングをするのはすごい。なかなか初日であんなに打てない。(神宮より)全然広い。風がなくても余裕でスタンドインできるんじゃないか」と絶賛。さらに「(山田)哲人は1年目から知っている。よく似た質の打球を打っていたのでは」と、過去3度のトリプルスリーを達成している強打者と重ねた。

故障なしを最優先に、焦らず調整中。「セーブしながら振ろうとバッティング前に考えてやっていた」と松下。フルパワーでなくとも、力が垣間見えた。【塚本光】