阪神は22日、兵庫・西宮市内で首脳陣のスタッフ会議を開き、2月の沖縄春季キャンプのメンバー振り分けを発表した。主力が集ま…

阪神は22日、兵庫・西宮市内で首脳陣のスタッフ会議を開き、2月の沖縄春季キャンプのメンバー振り分けを発表した。主力が集まる宜野座組には高卒2年目の今朝丸裕喜投手(19)、育成の嶋村麟士朗捕手(22)ら若手を多数抜てき。反対に具志川組には、梅野隆太郎捕手(34)や岩崎優投手(34)ら経験豊富な顔ぶれがそろった。成長途中の選手は指揮官らたくさんの目で見守り、ベテランや故障歴のある選手はそれぞれ自らと向き合い調整。柔軟な球児流マネジメントで就任2年目の沖縄に向かう。

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従来のキャンプ振り分けにとらわれない。藤川監督は「結局(みんな)沖縄ですから」と強調した。就任1年目の昨季から“1、2軍呼び”を撤廃したが、今年はさらにその垣根がなくなったようだ。

「各選手一人ずつにある程度コミットして。故障歴がある選手には少しゆっくりといいますか、自分たちのペースでできやすい環境。それからもう1つ励みがいるだろうという選手に対しては、皆さんに見ていただける目が多いところで」

主力が集まる「宜野座組」には、高卒2年目の今朝丸、3年目の百崎や期待の育成捕手の嶋村ら、伸びしろの多い若手がそろった。今朝丸について「注目を浴びるようなところで、小さなステップを踏んでもらうというところ」と説明。レギュラー陣、そしてファンも集まる場所で成長を促す。「本気を見てみることじゃないですか。なんとか必死に、その選手たちの歩みになるように」と説明した。

反対に、若手や調整組が集まる「具志川組」には、梅野や木浪、西勇や岩崎ら実績ある顔ぶれが並んだ。ここにも狙いがある。

「梅野はおそらく初めてかな。全体を見渡しながらのところから自分をゆっくり見て、自分自身を俯瞰(ふかん)で見る時間にできますからね。これはすごく大事な時間。自分のいろんな成長につながる。チームをシーズンが進むにつれて仕上げていく、そのための1つのプランですね」。

ゆっくり自分と向き合うことで、新たな発見もあるはず。チームをさらに成熟させるための振り分けだ。

昨春のキャンプで足の張りで離脱した大竹、リハビリから復帰して約1年の高橋、湯浅らもマイペース調整ができるよう具志川組。「最後にファンの方に一番いい景色を見てもらえるようなチーム作り。2月からしっかり自分たちの足元見つめてやっていきましょうというところですね」。スタッフ会議でそう伝えたように、すべてはシーズンを戦い抜くための球児流マネジメントだ。【磯綾乃】