◇米国男子◇ザ・アメリカンエキスプレス 事前情報(21日)◇カリフォルニア州◇ピート・ダイ・スタジアムコース(7210…
◇米国男子◇ザ・アメリカンエキスプレス 事前情報(21日)◇カリフォルニア州◇ピート・ダイ・スタジアムコース(7210yd)、ニクラス・トーナメントコース(7147yd)、ラ・キンタCC(7060yd)=すべてパー72
4日間を戦い抜いた開幕戦の夜、金谷拓実は早々にハワイを発った。太平洋を渡り19日(月)午前にカリフォルニア州のロサンゼルスへ。空港からはキャディを務めるライオネル・マティチャック氏の運転で、砂漠地帯にある会場にやってきた。
信頼を置く相棒はルーキーだった昨年、各地でゴルフショップにも連れて行ってくれた。「めっちゃ楽しくて。練習器具をつい買ってしまうから増えてきた」。日本では見たことがないようなツールを仕入れ、遠征に同行させている。
第2戦の開幕前日もコースチェックの後に練習グリーンで最終調整。アライメントを正す1本のヒモを、打ち出し位置からカップの上に張りボールを転がす。長年使用してきたアプリを起動させたスマートフォンは、シャフトに装着してリズムやヘッドの軌道などを確認するためのもの。一連のルーティンにはよどみがない。
27歳にとって正確なパッティングは生命線のひとつでもある。グリーン上のプレーのスコア貢献度を示すストローク・ゲインド・パッティングは昨季、ツアーで29位(+0.333)だった。仮に学生選手に「パットで一番大切なことを教えて下さい」と聞かれたとしたら、何と答えるだろう?
少し悩んで、金谷は「上手な子だったら…やっぱりアドレスですかね」と言った。「パッティングだけじゃなく、ショットの時も毎回、同じように構えられるようにすることが大事。一生懸命やっているジュニアの選手は球数をたくさん打つと思うんですけど、知らないうちに構えが変わってしまうことがある。そうすると、いつの間にか距離感もちょっとずつズレて、(ギャップが)どんどん大きくなっていくことが多い」
構えの矯正は実に単純な作業。「でも、そういったのは簡単にできること。技術じゃなくて、毎日ちゃんと丁寧にやることかなって」というのが、名手が思う向上のコツ。望んだ成果は地道な歩みの先にしかない。(カリフォルニア州ラ・キンタ/桂川洋一)