<大相撲初場所>◇11日目◇21日◇東京・両国国技館横綱大の里(25=二所ノ関)が起死回生の白星を挙げた。関脇霧島(29…
<大相撲初場所>◇11日目◇21日◇東京・両国国技館
横綱大の里(25=二所ノ関)が起死回生の白星を挙げた。関脇霧島(29=音羽山)を万全の相撲で寄り切った。
昇進後ではワーストの3連敗中、九州場所で負傷した左肩の不安がある中で、2敗と好調だった大関経験者を撃破して7勝目を挙げた。
左肩の不安を払拭したような力強い相撲だった。右から鋭く踏み込むと、右を差し、左もおっつけながら豪快に寄り切った。館内からは大歓声が響いた。
先場所は千秋楽を左肩鎖関節脱臼で休場。冬巡業も全休した中、万全ではなくても出場を続けていた。だが、金星を許した8日目の伯乃富士戦から左肩の古傷の痛みが再発したように見えた。9日目には若元春に一方的に寄り切られた。前日の10日目は熱海富士に取り直しの末に敗れて、横綱としては初の3連敗を喫していた。絶体絶命の状況だったが、横綱の意地を見せた。
前日10日目の熱海富士戦で3連敗した後も「残り5日間、しっかりやっていく」と懸命に切り替えた。連敗脱出も、横綱として負けられない戦いが続く。NHKの解説を務めた元大関の琴風浩一さんは「右から踏み込んでかちあげて、当たっているから、あとの出足もいい。受けていない。本来の大の里の強さが出た」と絶賛していた。