広島の島内颯太郎投手(29)が20日、広島県廿日市市の大野練習場で、今年初めてブルペン入りした。いきなり捕手を座らせ3…

 広島の島内颯太郎投手(29)が20日、広島県廿日市市の大野練習場で、今年初めてブルペン入りした。いきなり捕手を座らせ31球。チェンジアップも投じた。春季キャンプの2月10日に実施予定の紅白戦登板に向け、最速で準備を整えている。

 今年最初のブルペンで、島内が捕手を座らせ腕を振った。力強い球に、ミットからは甲高い捕球音が響く。「感覚が良かったので、座ってもらいました」。球数は、当初予定していた15球から2倍以上の31球。充実感いっぱいの表情で終えた。

 傾斜での投球も、この日が最初。ブルペン初日は、捕手を立たせるのが一般的だ。それでも「思ったよりフォームがかみ合っていた」と急きょ、捕手を座らせた。投球を見たチームメートから「えぐい」と声がもれるほど、直球は威力十分だ。

 「(状態は)過去1、2ぐらい」とにっこり。チェンジアップも予定通り投げることができた。プロ8年目の滑り出しは、順調そのものだ。

 見据えるのは、2月10日に実施予定の紅白戦登板になる。

 「大事な試合で打たれたりもしたので、まだまだ完全なレギュラーを勝ち取れていない。勝ち取っていかなきゃいけない立場」。

 3年連続50試合登板を果たし、勝ちパターンの一翼を担ってきた。昨年までは、個別調整を任されていたが、今年は違う。全員が横一線。激しいチーム内競争を勝ち抜くため、準備を進める。

 2月1日のブルペン入りを見据え、キャンプまで残り3度、投球練習をする予定。好発進を切るため、腕を振る強度を上げながら球数を増やす青写真を描く。

 「みんな競争。初めからしっかりアピールしていかないと、いいポジションで投げられない。キャンプ初日から、いい状態で入ることしか考えていない」

 寒風が吹く大野練習場で、島内は闘志を燃やした。