全日本スキー連盟は20日、ミラノ・コルティナ五輪(2月6日開幕)の日本代表52選手を発表した。スノーボードの女子パラレ…
全日本スキー連盟は20日、ミラノ・コルティナ五輪(2月6日開幕)の日本代表52選手を発表した。スノーボードの女子パラレル大回転で2大会連続代表入りした三木つばき(浜松いわた信用金庫)はオンライン会見し「目標は変わらず優勝です。今はワクワクしていますし、多く方に見ていただいている中で、自分の納得がいく滑りができれば、最高に気持ちがいいんだろうなと思っています」と気持ちを高めた。日本女子のスノーボード界初の金メダルに挑む。
昨季はW杯で4勝し、アルペン種目では日本人初の総合優勝。世界選手権では非五輪種目のパラレル回転で金、パラレル大回転で銀メダルを獲得し、世界のトップに上り詰めた。今季は昨年12月の第2戦で優勝したが、「年内はあと3回は優勝できた。五輪という存在、(トップに立ち)ミスできないと思って体が固まってしまっていた」と納得がいく滑りができず、壁にぶつかっていたという。
年明け10日のスイスでのW杯後に歩むべき道が見えた。原因を模索する中で「今まで試合でプレッシャーを感じることがなかったが、自分も緊張するんだと分かった」。守りに入っていた自分自身を見つめ直し、13日のオーストリアでのW杯では6位で表彰台に届かなかったが、攻めの姿勢を取り戻した。「転倒したけど、悔いはなかった。原点に立ち返って試合ができているし、五輪まであと(W杯)2戦いい気持ちで臨める」。調子は「80~85%」まで戻り「残り2戦で作り上げていく」と見据えた。
初出場し9位だった前回の北京五輪では、欧州での試合後、開催地の中国へ飛行機移動だったが、今回は同じ欧州のスロベニアでのW杯の後、車移動でイタリア入りできる。乾燥でのどが本調子ではないが「しょうが蜂蜜」を取り入れ、体調を維持しているという。5歳から雪がほとんど降らない静岡で過ごし、同県出身では初の冬季五輪の頂点を狙うエースは「雪がない環境で大変なことはあったけど、諦めなければ、必ず思い描いたところまでいけることを今回の五輪や競技人生を通して証明していければ」と誓った。
◆三木 つばき(みき・つばき)2003年6月1日、長野・白馬村生まれ。22歳。4歳でスノーボードを始め、5歳の時に静岡・掛川市に転居。約1年のブランクの後、6歳で競技を再開。小学6年時にプロ資格を取得。22年3月にW杯で初優勝し、パラレル回転と合わせ、通算8勝。18歳で初出場した22年北京五輪は9位。24~25年季に日本人初のW杯総合優勝。通信制の勇志国際高―日体大。家族は両親と柔道家の妹・にこさん。身長173センチ。