<大相撲初場所>◇10日目◇20日◇東京・両国国技館東前頭筆頭の一山本(32=放駒)が、小結若元春(32=荒汐)に押し出…
<大相撲初場所>◇10日目◇20日◇東京・両国国技館
東前頭筆頭の一山本(32=放駒)が、小結若元春(32=荒汐)に押し出しで敗れ、9敗目を喫した。もろ手突きから攻めたが、引きについてこられた。
「脇が空いていた分、下からめくられ、すぐに引いてしまった。土俵は丸く使わないと。直線的に引くのは良くない。丸く使うのを意識してやっていければ」。風呂上がりに汗を書きながら、取組を振り返った。
取材が一段落すると、一山本は「あれは小笠原さんじゃないですか?」と唐突に切り出した。「審判長の後ろにいたの、小笠原さんじゃないですか?」。出番前に支度部屋のモニターで、元プロ野球選手の小笠原道大氏らしき人物を発見し、「答え合わせしにいこう」と考えて土俵に向かった。
小笠原氏は「ガッツ」の愛称で親しまれ、日本ハム、巨人、中日でプレーしたスラッガー。一山本は北海道出身者らしく、日本ハムのイメージが強いという。
場内に入ってからは取組に集中していたため、当然ながら溜まり席を注視できなかった。小笠原氏だったかどうかは確信がもてなかったようで「答え合わせしておいてください」と報道陣に言い残し、取組から7分後の午後5時29分に東の支度部屋を後にした。【佐々木一郎】