「プロレス・新日本」(20日、後楽園ホール) 1月4日の東京ドーム大会で衝撃デビューを飾った東京五輪柔道男子100キロ…

 「プロレス・新日本」(20日、後楽園ホール)

 1月4日の東京ドーム大会で衝撃デビューを飾った東京五輪柔道男子100キロ級金メダリストのウルフアロン(29)が、8人タッグマッチで矢野通(47)、YOH(37)、マスター・ワト(28)と組み、極悪レスラーのEVIL率いる悪党集団ハウス・オブ・トーチャー(HOT)と再び対戦した。反則や場外戦など極悪殺法に苦しんだものの、柔道仕込みの切れ味鋭い体落としで打開し、高橋裕二郎(45)を腕ひしぎ十字固めで仕留めて勝利。デビューから無敗の“5連勝”を飾った。

 連夜の聖地・後楽園ホールで、またも五輪王者レスラーが魅せた。悪党集団に捕まり、ディック東郷(56)のパイプカット(金的への首藤攻撃)の餌食になる屈辱も味わったが、リング上での一対一の局面ではパワー全開。2月11日大阪大会でNEVER無差別級王座の挑戦を受ける成田蓮(28)との前哨戦で逆水平チョップ、エルボー、串刺しラリアット、エルボードロップと体重を乗せた攻撃で主導権を握った。さらに裕二郎とのマッチアップでは片腕を取っての体落としで投げた後、この日は逆三角絞めではなく腕ひしぎ十字固めに捕らえ、逃げる余地を与えずにタップを奪った。

 威力抜群の完璧すぎる“一本勝ち”に聖地のファンも喝采。バックステージでウルフは「まだまだ出してない技もたくさんある。まだまだ引き出しは無限大にあるので、どんな闘い方でも出していきたい」とうなずいた。「そのつもりでかかって…」と意気揚々に言おうとしたが、ここで紛れ込んできた成田から襲撃を受け、金属製の栓抜きで殴打されて大の字に。顔面を踏みつけられた揚げ句「てめえの知らない技はたくさんあるんだよ」と吐き捨てられた。

 プロレスの洗礼を浴びる形となったウルフは無言で立ち上がると、「クソーッ!」と大声を響かせ、2・11大阪大会へ怒りのボルテージを高めていた。