ノルディックスキー・ジャンプ女子で18年平昌五輪銅メダルの高梨沙羅(クラレ)が、2月開催のミラノ・コルティナ五輪代表が…

 ノルディックスキー・ジャンプ女子で18年平昌五輪銅メダルの高梨沙羅(クラレ)が、2月開催のミラノ・コルティナ五輪代表が正式に決まった。20日、全日本スキー連盟(SAJ)が発表した。

 小2からジャンプをスタート。低い助走姿勢から鋭い飛び出しを武器に10代の頃から世界で活躍し続けた。W杯の勝利数は男女を通じて最多となる63勝を積み上げ、W杯個人総合も4度獲得するなど、女王に君臨した。

 五輪は14年ソチ大会が初出場。金メダル有力候補として乗り込んだものの4位にとどまった。続く18年平昌五輪では、その雪辱を果たして自身初の五輪メダルとなる銅メダルを獲得した。ただ、試練はここで終わらない。22年北京大会混合団体でスーツの規定違反でまさかの失格。一時は引退に傾くほど苦しみ抜いたが、「支えてくれた人に恩返しを」と逃げずにジャンプ台に戻ってきた。

 24~25年シーズンは、自身初めてW杯の表彰台を逃したものの、課題にしていた足を前後に開いて着地するテレマーク姿勢を諦めず重点的に改善に取り組み続けた。平行して、飛び出しの鋭さを取り戻すため助走姿勢を見直した。あくなき挑戦を続ける姿勢は、10代の頃からまったく変わらない。ひたむきに自分のジャンプを求めてきた。

 4度目の五輪は前回五輪のリベンジに燃える。20日からのW杯国内4連戦に出場した後は再び欧州に遠征し、五輪を迎える。年頭に掲げた「与えられるジャンプ」を胸に、大舞台で輝くメダルに挑戦する。