広島島内颯太郎投手(29)が20日、今年初のブルペン入りでいきなり捕手を座らせた。捕手を立たせたまま終えるつもりが、あま…

広島島内颯太郎投手(29)が20日、今年初のブルペン入りでいきなり捕手を座らせた。捕手を立たせたまま終えるつもりが、あまりの好感触から捕手に要望。想定した15球を上回る31球を投げ、チェンジアップも試投した。

「この時期はどうしても(球が)指にかからないとか、腕が出てくるタイミングが違うなとか思ったりするんですけど、今日はまとまっていた。座ってもらっても、負荷がかからない投げ方ができているかなと」。

島内にとって前例のない好発進には、チーム全体に広がる競争意識がある。1軍キャンプ参加投手は、10日からの紅白戦2試合のいずれかに登板することを告げられている。昨季チーム最多タイ60試合登板の島内も例外ではない。「今年は、みんな競争だと思っているので、最初からしっかりとアピールしていかないと、いいポジションで投げられない。まずは最初からいい状態で入っていくことしか考えていない」。今後は3度のブルペン投球を重ね、キャンプインする予定だ。

3年連続50試合以上に登板し、通算ホールド数は昨季に球団記録を更新した。実績を重ねても謙虚な姿勢を保てるのは、現状に満足していない証しでもある。「僕らも全部が全部、首脳陣の期待に応えられているわけじゃない。大事な試合で打たれたりしているところで、完全な信頼を得られていない」。例年以上のペースで仕上げ、そのままブルペンでの絶対的な存在を目指していく。