日本ハム新庄剛志監督(53)が20日、都内のホテルで行われた監督会議に出席し、より「飛ぶボール」への変更を提言した。「僕…

日本ハム新庄剛志監督(53)が20日、都内のホテルで行われた監督会議に出席し、より「飛ぶボール」への変更を提言した。「僕から言わしてもらったのは、ちょっとボールが飛ばなくね。もうちょっと飛ばしたいなと。僕たちが現役の時に使ってたボールがものすごく飛んでたんすよ。バットの音とかも楽しめるんで。ホームランの数も打率もね、3割越すバッターとかも多分増えるだろうし」。具体的に「特に三遊間への打球のヒットが減りましたね。(三遊間へのヒットが)増えてきたら、また面白くなるかな」と加えた。

ボールの反発係数は規定が決まっているが、野手出身監督として、その範囲内で、より遠くに飛んだ方が、野球界が盛り上がるのではとの意見だ。投高打低になりつつある日本球界の中で「ピッチャーがいい3、4年でしたからね。今度はバッターが良くなったら見てるファンの方たちも楽しめていいかな、というので、出させてもらいました」と話した。

議題に出たタイブレークについては「僕は賛成派なんです」。理由については「ノーアウト一、二塁とか、例えばワンアウト一、三塁から始めるとかね。監督の腕も見せれる。こんな作戦もあるんだって」と新庄マジックの見せ場が増えることを挙げた。その上で「それがルールですって決めてしまえばね。面白くなかったらやめればいい。どれが面白いかっていうのはやってみないとわかんないから」と、まずはやってみるのがいいのではと推した。

会議では、ピンチで打たれる投手がかわいそうだという意見も出たが、新庄流は逆だ。「でも、抑えたらかっこいいよね。逆に。そっちの方を僕は、考えてた」と強い口調で話した。

大きくなるベースについては「やってみないとわからんすね。どれぐらいのタイムで走るのかとかまだ測ってないし」と慎重。一般論も踏まえつつ「盗塁も増えるだろうし、その分ピッチャーのクイックの意識も高まるし、やってみて面白いかもしれないですね」と、新たな効果を期待した。

ベースの拡大から、ある発想にたどりついた。「ケガしないためにつけてる(スライディング用の)グローブみたいなのが、めちゃくちゃ長い子いるんすよ。これちゃんと(長さを)決めてもらわんと。『1センチ長くしとけ』って言えるもんね」。と、言った直後に「あれ…(ここで)言わないで、こそっとやっとけばよかった(笑い)」。うっかり口が滑ってしまった。

約1週間後にはキャンプが始まる。2年連続2位に終わった昨季から今季は「ぶっちぎりで優勝」と強調。「2位での日本一はいらない。優勝の日本一逃すのはあり。今年はね。だって143(試合)の中の戦いで勝ち抜いたのが、もうもろね、強いチームなんで。そっちですよ」と、リーグ優勝最優先の構えを、あらためて口にした。

勝つために非情な選手起用も辞さない。「選手への優しさは僕の中ではもう省いて。嫌われ役。試合に使われなかったら僕のこと嫌いになるだろうし、使うと好きだろうし。その辺ははっきり」。勝ち抜く策は、あふれるほど持っているが「それは言えないですね、今は」とお口にチャック。その上で「選手には伝えていきますけど、年々年々新しいことをしていかないと、ストックが僕はiPhone11ぐらいまであるんで」。iPhone11だと、今ではちょっと古めだが、4年間の指揮で積み重ねて膨大なギガ数の情報を、巧みに繰り出し、10年ぶり奪冠につなげる。