プロ野球12球団監督会議が20日、都内で行われ、ソフトバンクの小久保裕紀監督(54)が座長を務めた。会議後の記者会見では…

プロ野球12球団監督会議が20日、都内で行われ、ソフトバンクの小久保裕紀監督(54)が座長を務めた。会議後の記者会見では、フリートークで議論されたタイブレーク制や今季から運用されるリプレーセンター、日本ハム新庄剛志監督(53)が要望した「飛ぶボール導入」について話題が及んだ。

昨季ファームで試験導入されたタイブレーク制について、小久保監督は「勝敗がつきやすく、時間短縮の効果があるという意見が多かった」と一定の評価を示した。一方で「自分が出した走者ではなくても勝敗が決まる。投手のメンタル面のケアは課題」と指摘。1軍導入については「今年どうこうではない」としながらも、「国際大会やメジャーリーグで導入されている以上、将来的には避けられない流れ。野手出身の立場としては賛成」と私見を述べた。一方で「投手出身の藤川監督(阪神)は投手の負担を懸念していた」と活発な議論が行われた。

今季から新設されるリプレーセンター(リクエストセンター)については、「第三者的な立場で、別の場所からスローや拡大映像を用いて検証してもらえるのは現場として非常に心強い」と歓迎。3月のオープン戦から運用が始まることを踏まえ、「シーズンで円滑に活用するためにも、オープン戦でも積極的にリクエストしていくという共通認識を12球団の監督で確認した」と明かした。

また、日本ハム新庄監督が「ボールがもう少し飛んだ方が面白い」と発言。これに対しNPB事務局から「反発係数は規定の範囲内で管理されている」との説明があったという。小久保監督は「個人的にはもう少しホームランが出た方が面白いと思う。投高打低なので、NPBもそのあたりは分析している」と理解を示した。

また、小久保監督は昨季オールスターで指揮を執った経験を踏まえ、野手の再出場ルールについても提案。「捕手には再起用の特例がある。野手にも同様の仕組みを検討してほしいと伝えた」と語った。NPBからも「前向きに検討する」との返答があったことを明かした。

クライマックスシリーズ(CS)の方式見直しについては「選手会との最終調整前」として詳細な言及は避けた。

今年3月にはWBCが開催される。小久保監督は「ふだん野球に興味のない人にも注目される大会。その後のペナントレースが、新たなファン獲得のチャンスにもピンチにもなる」と強調し、「12球団が力を合わせ、日本プロ野球の魅力を示していきたい」と結んだ。