メジャーリーガー4人が相次いで不参加に 3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を前に、韓国代表に早くも暗雲が…

メジャーリーガー4人が相次いで不参加に

 3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を前に、韓国代表に早くも暗雲が漂い始めている。主力候補だったメジャーリーガー2人のWBC欠場が決まったことに続き、カージナルス傘下の若手有望株JJ・ウェザーホルト内野手に、韓国代表の出場資格が認められなかったことが判明。かつてのライバル日本に10年以上勝てていない韓国だが、メンバー編成の時点で受難が止まらない。

 カージナルスの地元メディア「Litehouse Media」によると、JJ・ウェザーホルトは「残念ながら、僕は韓国人として十分ではなかったよ!」とコメント。「代表資格を得るには直系の親が市民権(永住資格)を持っている必要があるのですが、僕の場合は祖母だけなんだ。これ(韓国代表としてのWBC出場)は僕の夢でした。祖母も高齢になってきていて、彼女のためにどうしてもプレーしたかったんです。それができたら、祖母にとって本当に、本当に大きな意味があったと思うんです。でも残念ながらできません」と無念の思いを語った。

 ウェザーホルトは2024年ドラフト1巡目(全体7位)でカージナルス入りした23歳。遊撃、二塁、三塁を守り、今季は傘下2A、3Aで計109試合出場。打率.306、17本塁打、59打点、OPS.931をマークした。MLB公式サイトの若手有望株ランキングでは球団1位、全体5位にランクインしている。祖父が在韓米軍、祖母が韓国人という血筋だったが、規定の壁に阻まれた形だ。

 韓国では、代表候補だったメジャー組に負傷の連鎖が続く。前回大会に出場したドジャースのトミー・エドマン内野手はオフに右足首の手術を受けたため、WBC出場が絶望的に。さらにオフにパドレスと4年1500万ドル(約23億7100万円)の契約を勝ち取ったソン・ソンムン内野手も、脇腹負傷によりWBC不参加が決まった。

 悲運はそれだけで終わらなかった。18日(日本時間19日)には、2023年にゴールドグラブ賞(ユーティリティ部門)を受賞し、過去に2度のWBC出場を果たしてきたブレーブスのキム・ハソン内野手も、氷で滑った際に右手中指を負傷し、手術の結果、全治4か月から5か月とみられ、WBC欠場が決定という悲報が舞い込んできた。

 韓国代表は2015年のプレミア12の準決勝で日本に勝利してから、10連敗。昨年11月の強化試合で引き分けに持ち込み、11連敗は回避したが、かつてのライバルとの差は顕著となっている。20年前の第1回大会では、日本代表のイチローが「向こう30年、日本にはちょっと手を出せないな、みたいな、そんな感じで勝ちたいなと思っています」と語り、韓国側の闘志に火をつけたことで日韓戦の激闘は幕を開けた。あれから20年、両国の実力差は残酷なほど開いている。(Full-Count編集部)