パラ陸上女子の兎澤朋美(富士通)が10日、都内で子どもたちとの交流活動に参加した。義足などを手がける総合医療福祉機器メー…
パラ陸上女子の兎澤朋美(富士通)が10日、都内で子どもたちとの交流活動に参加した。義足などを手がける総合医療福祉機器メーカー会社「オットーボック」のイベントに登場。100メートルと走り幅跳びで日本記録を保持する27歳は、日ごろ同社の義足を使用しており、参加者にパラスポーツや義足について説明した。
イベントでは、パラスポーツを始めたきっかけや日本の現状について講話。健常者が理解を深める大切さなどを説いた。その後は車いすの試乗や義足の組み立て体験を実施。子どもたちは熱心に耳を傾けていた。
兎澤は「子どもたちは実際に体験することで楽しさも感じられたと思います。実際に義足を触っている時間、体験をしている時間は心に響く、心が動きやすいもの。それは見ていてすごく分かりました。私の話を聞いてもらうだけでなく実際に体験をしたことを学校や周りの友達に私と同じような子がいたらフラットな目で見られることにもつながっていくのかなと思います」とコメント。
参加者からは「新しいことを知れました」「競技を見る楽しみができた」との感想も伝えられたといい、活動の意義を再認識する機会となった。「学んで知るだけでなく競技の面白さも感じてもらえれば、これ以上のことはないと思います。広めて知ってもらうことも大切だとあらためて認識する時間にもなりました。だからこそ、こういった活動を絶対に継続していかなければいけないと思います。一方で名のある選手にならなければ心に響くかどうかに大きく関わるので、自分の目標を達成することに向かいつつ自分が競技を始めるまでに感じてきた思いを伝えて、同じような思いをする人を1人でも減らせるように活動を継続していきたいです」と今後へ視線を向けた。