<大相撲初場所>◇9日目◇19日◇東京・両国国技館幕内経験者の人気力士で、東幕下11枚目の炎鵬(31=伊勢ケ浜)が、無傷…

<大相撲初場所>◇9日目◇19日◇東京・両国国技館

幕内経験者の人気力士で、東幕下11枚目の炎鵬(31=伊勢ケ浜)が、無傷の5連勝を飾った。埼玉栄高時代に高校横綱だった西幕下26枚目の豪ノ湖を下手投げ。立ち合いで頭から当たると、低い姿勢を崩さず懐に潜り込み、左を深く差して下手を引いた。そこからは迷いなく、豪快に投げて土俵下まで転がした。「自分の形になれたのでよかった。厳しく、1回で決めようと思った」と、最後の下手投げを振り返った。

首の大けがによる7場所連続休場で、序ノ口まで番付を下げた。だが全勝なら来場所の十両昇進が確実な、幕下15枚目以内の番付で臨む今場所。その全勝まで、残り2番に迫り「この感覚は久しぶり。今の状況を楽しむ、じゃないですけど、ゾクゾク、ワクワク、奮え立つものがある」と、いよいよ目指してきた関取復帰が現実味を増し、高揚感があるという。さらに「自分が求めてきたもの、求めているものが(近づいた)。『やっぱり相撲っていいな』と思いながら、相撲を取っています」と、力強い言葉を続けた。

勝ち越しを決めた前日18日の8日目、かつて苦手だった白米を克服して増量に成功したのは「おいしいお米」との出会いがあったと明かしていた。それを受けてこの日、炎鵬は「あれの反響が大きかったんですよ。知り合いのお米を作っている方から『オレの米を食べて』と言われたり。ありがたいです」と、その日のうちに多くの知人、友人から連絡があったと笑って明かした。最後は「お米パワーですね」と、好調の要因を自己分析し、笑顔で引き揚げていた。