ソフトバンク柳町達外野手(28)が、近藤のようにミート力に加え長打力をアップしてレギュラーを奪う。18日は自主トレ後に福…

ソフトバンク柳町達外野手(28)が、近藤のようにミート力に加え長打力をアップしてレギュラーを奪う。18日は自主トレ後に福岡市内でトークショーを行った。昨季は最高出塁率のタイトルを獲得したが、本塁打は6本。外野は近藤、周東、柳田と今季も高い壁が並ぶ。打率3割、本塁打10本以上の目標を達成するカギは長打力と考え、キャンプへ向け筋力を増強。スイングスピードもアップすることで飛距離も伸ばす。

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トークショーで柳町は人気テレビゲーム「実況!パワフルプロ野球」(パワプロ)が大好きで学生時代からやりこんでいることを明かした。

「でも、僕は(柳町は)外しますね。スタメンから。ミートB、パワーBくらいになりたい。一番使いやすい選手になりたい」。ゲーム内で細かく選手の能力を評価していて、昨季のデータを反映した「2025決定版」でも柳町は「ミートC、パワーD」。近藤の「ミートA、パワーB」には遠く及ばない。

得意のミート力に長打力をアップすれば使ってもらえるチャンスが増えるのは現実世界でも同じ。19年日本ハム時代に初めて最高出塁率を獲得した近藤も、20年以降に長打力を伸ばし、23年には26本塁打を放つなど日本を代表する左打者となった。柳町も同じような進化を目指す。

昨季もシーズン中に近藤から打撃のアドバイスをもらった。「手はボールに最短で、でもバットのヘッドは遠回りしながら、そこの調整が一番難しい」と高度な技術を身につけようと取り組む。「エンジンが大きくないとスピードも出ない」と、スイングスピードを上げるためにこのオフは筋力アップにも励む。「長打率4割」。今季の3割7分6厘から具体的な数字の目標を設定する。

タイトルホルダーの柳町でも、3年連続リーグ制覇、2年連続日本一を狙うチームのレギュラーではまだない。外野には近藤、周東、柳田が並び、一塁にも山川、中村晃がいる。他球団からも警戒され研究もされる中、進化しなければ生き残れない。「今までのレフトフライがフェンス直撃に、フェンス直撃が柵越えすれば」。打球の強さ、速さでのあと一押しが長打を増やす。

近藤、周東はWBCへ向けた侍メンバーに選ばれた。「WBCは遠い世界」と話すが、2人がチームから離れている期間は絶好のアピールタイムとなる。柳町に長打力がつけば、ホークス打線はますます手がつけられなくなる。【石橋隆雄】