今季、槙野智章新監督(38)を迎えたJ2藤枝が新体制初勝利を挙げた。鹿児島キャンプ3日目の18日、霧島市・桷志田多目的広…

今季、槙野智章新監督(38)を迎えたJ2藤枝が新体制初勝利を挙げた。鹿児島キャンプ3日目の18日、霧島市・桷志田多目的広場でJ2いわきと練習試合(30分×3本)を行い、合計4-2。2本目に1トップの位置で先発したFW矢村健(28)が、今季実戦初ゴールを含む2得点の活躍を見せるなど快勝した。

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昨日よりも今日-。藤枝が進化を見せて、新体制初白星をつかんだ。前日17日に終えたJ1福岡との初実戦に続き連戦となったが、計4発で同じJ2所属のいわきに勝利。槙野監督は「結果は置いておいて、選手たちは昨日出た課題に対して真摯(しんし)に向き合い、変わった姿を見せてくれた」とほおを緩めた。

強行軍を組んだ狙いについて指揮官は「1戦目の課題をすぐ、練習ではなく試合の中で変えていきたかった」と説明。福岡戦で出た課題(1)守備の位置(2)奪ってからの攻撃の工夫を主なテーマに臨むと、選手たちも改善を体現した。2本目の15分、23分とFW矢村がDFラインの背後に抜けだして2得点。守備でも3本目こそ2失点したものの、強度の高いプレーで多くの時間帯で主導権を握った。

槙野監督は「福岡戦は攻撃陣の動きが少なく、後ろの選手たちもボールを動かすことだけが目的になっていた。ゴールから逆算して背後を突く作業をもう少し増やしたいと提示した中で、何度もそれを表現してくれてゴールも取れた。どこから、どこでボールを奪いにいくのかも明確になったと思う。たった1日だけど、これだけ大きな変化が見られた。今後がすごく楽しみ」と目を細めた。

鹿児島キャンプでの実戦は、非公開を含めて残り2試合。来月8日に開幕を控える「明治安田J2・J3百年構想リーグ」を見据え、同監督は「勝ちはしたけど、まだまだできると思っている」と要求。応えるように矢村も「まだまだ全然、未完成だと思う」と意欲的に語った。“ミスター”の下で新たなスタートを切った藤枝が、ここまで順調だ。【前田和哉】