日本ハム達孝太投手(21)が18日、2軍施設の千葉・鎌ケ谷で自主トレを公開した。昨季、自己最多8勝を挙げ、ビッグマウスで…

日本ハム達孝太投手(21)が18日、2軍施設の千葉・鎌ケ谷で自主トレを公開した。昨季、自己最多8勝を挙げ、ビッグマウスでも注目を浴びたイケメン右腕は、今季は「程よいビッグマウス」を宣言。新庄剛志監督(53)から中5日での登板を提案されており、短い登板間隔の中でも“程よい球数”で10完投勝利と、自身初のマダックス(100球未満での完封勝利)を目指す。

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ひたむきに発信し続けてきた達のビッグマウスが“進化”する。「今季は(言葉の)大きさではなく精度の方を高めます」。目標の球速を問われると、一度「180キロじゃないですか。速い方がいいっすよ(笑い)」と大口をかましてから、「でもプロに入ってから2キロずつぐらい上がってるんで(去年の156キロから)158を目指せたら」と、自ら落ち着かせた。派手なコメントだけが独り歩きしないよう“ほどほどに”楽しませる。

ときに炎上しがちなギリギリコメントを発信し、ファンを喜ばせ、契約更改の席では球団からも「興行として助かっている」と評価された。だが「難しいところですよね」。同じことを続けるのは流儀に反する。ビッグ発言をしつつ「いいさじ加減で、ほどほどに」。目標イニングも「去年平均が(1試合)6・8イニングぐらいだったんで、普通にその感じでいけば25試合で170ちょっとは投げられる。その辺を目指して」と、まっとうな目標を打ち出した。

本業も“ほどよい”球数で抑える。新庄監督から中5日での登板を提案され「去年の最後、中4で投げたんで、感覚は全然、忘れてない。いけるんじゃないかなと」。さらに「完投で10勝したい」と掲げ、目標達成へ「100球ぐらいで投げ切れたら。そのためには球速と球威と、いろんな変化球が必要」。イメージをふくらませた上で「マダックスもしたい」とミッションに加えた。

昨季のファンフェスティバルで開幕3戦目の先発に指名された。「ボスなら、“スーパーキャンセル”されるかもしれない。安心していない。とんでもないことをする人なんで。普通に緊張感持ってやりたい」。事前指名も“ほどよい”スタンスで受け止め、慢心せずに準備を進める。【永野高輔】

【達の昨季のビッグマウス】

★「勝てる気しかしなかった」 6月10日ヤクルト戦で3勝目を挙げ、球団移転1500勝

★「監督が言ってたんで、やってやりましたね」 6月29日西武戦で初完投勝利。2日前に西武今井が熱中症で降板し、新庄監督が酷暑のベルーナドームは「完投王国なし」とお達しを出した直後の完投

★「けん制したらブーイングがちょっとすごかったんで、ちょっと楽しくなって。結構、楽しくないですか、『あー、されてるんや』みたいな」 7月14日西武戦、一塁走者滝沢へのけん制にブーイングを浴び再度試みる

★「お笑い芸人ですか」 7月23日球宴第1戦で生配信中のABEMAに出演。解説の元巨人元木大介氏から「僕のこと知ってますか」と聞かれ即答

★「6回2失点で、ボスが“よくやった”みたいに言ってたんで“なめてんのか”と」 8月26日西武戦で6回0/3 2失点。新庄監督が「十分、十分」と及第点を与えていたことについて

○…達が、6年ぶりにチームに復帰する有原との共闘を心待ちした。日米通算101勝、2年連続最多勝の大先輩に「落ち球を50%以上投げるピッチャーなので、その辺の使い方とか聞いてみたいと思います」。自身も武器にするフォークの使い手だけに、成長の糧になる部分は多そうだ。達はソフトバンクとの開幕3戦目の先発で、有原は4戦目のホーム開幕ロッテ戦先発に指名されている。