<練習試合:藤枝3-6福岡>◇17日◇宮崎今季J2藤枝の指揮官に就任した槙野智章監督(38)の初陣は黒星となった。鹿児島…

<練習試合:藤枝3-6福岡>◇17日◇宮崎

今季J2藤枝の指揮官に就任した槙野智章監督(38)の初陣は黒星となった。鹿児島キャンプ2日目の17日、宮崎県内でJ1福岡との練習試合(45本×3本)に臨み、合計3-6。昨季J1で12位の相手に“監督初勝利”とはいかなかったが、同監督は収穫を強調。実りのある135分間に、一定の手応えを示した。

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初采配の結果は6失点での敗戦だった。それでも、「槙野MYFC」として踏み出した新たな1歩。ベンチで、コーチ陣や選手たちと会話を交わしながら戦況を見守った新指揮官の表情には充実感がにじんだ。

「まだ始動して間もない。結果はさておき、自分たちがどうあるべきか、どこに向かってチャレンジしているのかが大事。今日は多くのチャレンジがあり、多くのエラーも出た。ポジティブな収穫が多く、初戦としては非常に良かった」

キャンプ2日目で迎えた新体制での初実戦。2本目以降、徐々に前線からの守備が機能した。同29分、同36分とFW矢村健(28)が好機を迎えるなど、敵陣でのボール奪取から縦に速いショートカウンターで何度もゴールに迫った。

好機も少なく劣勢だった1本目から、時間の経過ともにピッチでは確かな変化が見られた。就任会見で槙野監督が掲げたテーマは「UBAU」。その1つが積極的に奪いにいく守備だ。「前から守備に行った時の、後ろの連動性が非常に良かった。そこからのチャンスの数も(試合の)本数を重ねるごとに増えていったと思う」と一定の手応えを示し、うなずいた。

25日までの鹿児島キャンプでは、非公開も含めて残り3試合の実戦を予定。18日にもJ2いわきとの練習試合に臨む。指揮官は、来月8日開幕の「明治安田J2・J3百年構想リーグ」を見据え「チームの成熟度を高める上では、メンバーも固定していかなければいけない。しっかりチームを見て、選手のコンディションを見て決めていきたい」と表情を引き締めた。【前田和哉】