阪神高橋遥人投手(30)が17日、神戸市長田区の真陽小で野球教室を開催し、心を新たにした。真陽少年野球部の32人を指導。…
阪神高橋遥人投手(30)が17日、神戸市長田区の真陽小で野球教室を開催し、心を新たにした。真陽少年野球部の32人を指導。31年前に阪神・淡路大震災が発生した際、地域産業のゴム工場が密集していた長田区は、震災で発生した大火で壊滅的な打撃を受けた。たゆまぬ努力で復興への努力を続けてきた町で、未来を担う子どもたちに「自分の育った町を好きでいてほしい。それをずっと持っていてほしい」と呼びかけた。
大震災は高橋が生まれた1995年(平7)年に起きた。阪神入団後に知り合った友人がきっかけで3年前から長田区の飲食店に足を運ぶようになり、住民とも交流を深めた。震災当時の町の様子も「聞いてます。当時の写真とか映像を見たことがあるし。(今からは)想像できないような映像でした」。地元住民が多くの努力を重ねて今の町を作り上げたのかを知った。育んできた思いが、鎮魂の日の訪問につながった。
グラウンドでは、キャッチボールの重要性や投球の際の体の使い方などを丁寧に指導。午後からは教室に場所を移し、何度も手術を乗り越えてきた経験などを伝えた。子どもたちも「プロ野球選手になりたい」「3000安打打ちたい」と思いをぶつけた。希望に満ちた笑顔を目の当たりにし「(何かを)好きな気持ちは大事にしてもらいたくて、好きなことなら多少苦しくても、いやなことあっても頑張れる。好きなことを大事にしてほしい」とエールを送った。【堀まどか】