広島を自由契約となっていた田中広輔内野手(36)が17日、現役引退を発表した。マツダスタジアムで報道陣に決断を報告し「ま…

広島を自由契約となっていた田中広輔内野手(36)が17日、現役引退を発表した。マツダスタジアムで報道陣に決断を報告し「まだやれるという思いももちろんあったんですけど、その気持ちだけじゃできないことも理解してる。そういったものも踏まえて、決断しました」と明かした。

田中は13年ドラフト3位でJR東日本から入団。2年目に遊撃レギュラーに定着し、同学年の菊池、丸とともに上位打線“タナキクマル”を形成。打線のけん引役を担い、16~18年のリーグ3連覇に大きく貢献した。19年6月20日まで歴代6位の635試合連続フルイニング出場の記録を残した。

21年以降は出場機会を減らし、今季は自己最少15試合の出場にとどまった。それでも2軍での練習に向き合う姿勢や入念な準備などは若手の手本となった。自由契約となった後はNPBでの現役続行を探っていたが、移籍先が決まらずに昨年末に決断。広島一筋12年のプロ野球人生に「野球に対して、本当に手を抜かなかった。どうやって生き残っていくかを常に考えてやってきたことは誇れることかな」と小さくうなずいた。走攻守に全力を尽くした3連覇の功労者がまた1人、ユニホームを脱いだ。【前原淳】