<大相撲初場所>◇7日目◇17日◇東京・両国国技館横綱豊昇龍(26=立浪)が、意地の勝利で1敗を死守した。西前頭3枚目の…
<大相撲初場所>◇7日目◇17日◇東京・両国国技館
横綱豊昇龍(26=立浪)が、意地の勝利で1敗を死守した。西前頭3枚目の伯乃富士(伊勢ケ浜)を、同体取り直しの末に寄り倒しで下した。6勝1敗でトップに並び、「横綱としてやることをしっかりやるだけ」とうなずいた。
土俵際で投げの打ち合いとなった最初の一番は、初めは自身に軍配が上がった。だが、相手の頭部と左手をつくのが同体ではないかとの物言いがつき、審議の結果取り直しに。頭から落ちた豊昇龍の右額はずるりと向け、血が赤くにじんだ。平幕だった4年前の初場所の正代戦以来という顔面のけがに、「痛い」としかめ面。それでも「これがあったから勝てた。しっかり集中できた」と気合が入り、逆境を力に変えた。
2番目は上手の豊昇龍が出して崩して、寄り倒した。鬼気迫る表情で貫禄を見せつけ「集中してやった。気持ちが切れていなかった」と誇った。先場所は金星を配給していた相手だったが、意識はなし。「終わったことは終わったことなので、次のことしか考えていないのがよかった」と、思い通りの雪辱だった。
けがも「髪が薄いのに、また薄くなる」と嘆きこそすれ、問題ない様子。全勝だった阿炎が敗れたため、首位の6勝1敗が6人で並んだ。優勝争いは混戦模様となったが、「気にしない。いつも言っているが、1日1番大事にして結果がついてくればいい」と先を見据えていた。