プロ野球・阪神の高橋遥人投手が、阪神淡路大震災の発生から31年を迎えた17日、特に被害が甚大だった神戸市長田区の真陽小…

 プロ野球・阪神の高橋遥人投手が、阪神淡路大震災の発生から31年を迎えた17日、特に被害が甚大だった神戸市長田区の真陽小学校を訪問し、地元の小学生を相手に野球教室や「夢の授業」を開催。これに感銘した地元・神戸を代表するパンメーカー・イスズベーカリーから特注の「はるとパン」70個が贈られた。

 高橋投手は震災が発生した1995年の11月に静岡県で誕生。直接被災はしていないが、知人を通じて3年ほど前から長田との交流を深めており、今年は初めて震災関連のイベントに出演する。

 イスズベーカリーは1946年に創業され、今年で80周年。神戸市民の絶大な支持を受ける老舗のパンメーカーだ。今回特注の「はるとパン」は、白い生地を丸めてボールに見立て、チョコレートで縫い目模様と日付の「117」、そして高橋選手の背番号「29」が書き込まれている。

 同社の井筒大輔社長は「少年野球の子供たちは1・17を経験してないので、何のことかわからないかもしれないけど、『今日は、昔あの大きな地震があった日なんだな』っていうのを、なんかパン通じて分かってもらえたらいいなと」と意図を説明。ボールの白さを表すため「パンって、焼いたらやっぱ茶色くなっちゃうから、メロンパンの皮を牛乳とかで仕込んで。そうしたら焼いても茶色になりづらい」と、工夫を重ねた。

 イベントについては「僕も少年野球してて、野球の楽しみを知ってるんで、プロの選手から教えてもらうなんて、夢のまた夢ですよね」しつつ、「1・17という神戸にとって非常に特別な日の企画なので、高橋遥人選手から教えてもらったことなど、楽しかったイベントとともに、そういう日であることも胸に刻んどいてほしいなと思います」とコメント。「で、パン食べて『おいしいな』って思ってもらえたら最高ですね」と笑顔で話した。