◆大相撲初場所6日目(16日、東京・両国国技館) 西前頭12枚目・阿炎(錣山)が、初日からの連勝を6に伸ばし、単独トップ…
◆大相撲初場所6日目(16日、東京・両国国技館)
西前頭12枚目・阿炎(錣山)が、初日からの連勝を6に伸ばし、単独トップとなった。
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なにやら番付の下の方が騒がしいと思ったら阿炎である。単独トップの6連勝。5日目までは小手先の相撲だったが、6日目は阿炎らしいもろ手から朝紅龍を正面に置いて脇を締めて下からの突っ張りで勝負を決めた。元々は三役を主戦場にしていた実力者。前頭12枚目なら6連勝も当然かもしれない。しかも優勝経験のある力士。V経験というのは自分にも自信を与えるし、相手にも脅威になる。現代っ子なので調子に乗ると一気に走るタイプ。上位と対戦するのは10勝目からか。不気味な存在だ。
若い頃はやんちゃだった。二所ノ関一門の連合稽古では師匠でもあった先代の錣山親方(元関脇・寺尾)がいつも「ウチの阿炎が迷惑をかけてすみません」と頭を下げていた。私はあの姿を決して忘れない。23年に死去した先代のためにも、再び花を咲かせるのが阿炎の使命だ。(元大関・琴風、スポーツ報知評論家)