巨人は16日、楽天から海外FA権を行使した則本昂大投手(35)と契約合意したと発表した。3年総額13億円(推定)の大型契…

巨人は16日、楽天から海外FA権を行使した則本昂大投手(35)と契約合意したと発表した。3年総額13億円(推定)の大型契約で、背番号は「43」に決まった。この日、都内でスタッフ会議に出席した阿部慎之助監督(46)は、先発起用の方針。直近2シーズンは救援で存在感をみせた本格右腕に、先発立て直しの一翼を担う期待を寄せた。

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今季の戦い方の意思統一を図るため、巨人の首脳陣ら60人以上が一堂に会したスタッフ会議。都内で午前10時30分から始まったその最中に、大きな発表がなされた。メジャー移籍を目指していた楽天FAの則本が巨人に加入する。2季ぶりのリーグ覇権奪回、14年ぶりの日本一にかける新シーズンへ、一気に士気高まる知らせとなった。

会議後、さっそく阿部監督が意向を示した。「経験豊富。もちろん、先発ローテーション入ってくれたらうれしい」。今後、本人の気持ちも確認し「クローザーの経験もある。何かあった時のために彼がいる安心感もある。素晴らしい補強」と起用法を図る。

楽天での直近2季は、チーム事情でリリーフに回っていた。当時の今江監督の抑え指名に「気持ちに応えたい」とおとこ気をみせた。24年には32セーブ(S)で最多Sのタイトルも手にしたが、いまも先発へのこだわりは強い。

プロ1年目の13年には開幕投手を任され、15勝8敗で新人王、楽天初のパリーグ優勝に貢献、日本一もつかんだ。その後、NPB記録の8試合連続2桁奪三振、史上3人目の5年連続最多奪三振など、突出した数字を刻んだ。通算成績120勝99敗48Sのうち、先発時だけで112勝を誇る。昨季は抑えで打ち込まれ、敗戦処理も味わった。新天地で先発投手として再起にかける思いは強いだろう。

巨人は昨年は先発陣が振るわなかった。勝ち頭は山崎の11勝で、8勝9敗と不振にあえいだエース戸郷も開幕ローテは確約できない懐事情がある。人的補償が伴う移籍でも、その右腕にかけた。山口オーナーも「恐らく先発で使って活躍してもらうということになる」と言えば、指揮官は背番号にちなみ「43歳までやってほしい」と期待する。

楽天でともに日本一を経験した田中将と再び同じユニホームを着るのも運命的。まっさらなマウンドを踏み締め、新たな覇道を歩む。【阿部健吾】

【巨人の先発候補】

◎山崎伊織

○戸郷翔征

○赤星優志

○井上温大

○田中将大

○則本昂大

○ハワード

○ウィットリー

△森田駿哉

△西舘勇陽

△横川凱

△泉圭輔

△竹丸和幸

△マタ