<「ゴールドラッシュ」アマチュア選手の今後:ショーケース編5>ショーケースは甲子園を目指す球児たちも引きつける。昨夏西東…

<「ゴールドラッシュ」アマチュア選手の今後:ショーケース編5>

ショーケースは甲子園を目指す球児たちも引きつける。昨夏西東京大会で準優勝の東海大菅生から、富田啓太郎内野手、山本穣一郎内野手、吉田潤晴投手の2年生3人が、4日に千葉・成田で行われたショーケースに参加した。

卒業後の進路選択に役立てる狙いを持って臨み、既に留学中の大学生やイベント主催者らと交流を深めた。富田は「今日はいろいろな方々といっぱい話せて、すごく刺激になりました」と喜んだ。

新チームで臨んだ昨秋の東京大会で1回戦敗退(2-6修徳)となり、高2秋までの大会成績が重要視される強いスポーツ推薦は厳しくなった。一般受験やAO推薦入試が控える中で、進路選びに役立てようと自ら積極的に動いた。山本は「日本の大学に行くことも視野に入れながら、アメリカで野球をすることも選択肢として考えてます」と熟慮を重ねている。3人の中から卒業後に米国内の大学で野球継続者が出れば、同校野球部では創部以来初の野球留学者だ。

若林弘泰監督(59)は明治維新の立役者となった歴史上の人物の名を2人挙げ、「大久保利通と西郷隆盛の違いは世界を見たか、見なかったか」と力説。欧米視察をきっかけに富国強兵を推し進め、日本の近代化の礎を築いた大久保の姿に感銘を受け「野球を続ける上では、日本とアメリカのどっちでやるのがいいのか分からない。ただ、野球を終えた後の人生の方が長いことを考えると、見聞を広げるという意味でアメリカの大学を選ぶことはいいことだと思います」と歓迎した。【平山連】